山岸日報454「遅すぎた夏の思い出」

9月8日

明け方に福島から帰宅したのに、昼には奥多摩で友達のBBQに参加しているフットワークが軽すぎる私。


周囲は女子大学生ばかりだったが、私たちは潔いくらいおじさんしかいない。


女子大生と混浴でもしてるかのように幸福そうなヨッチン。

残念ながら私のiPhoneの写真フォルダの中に、この写真を超える幸せな夏の写真はない。

9月。私にとっては最初で最後の遅すぎた夏の思い出であった。楽しかった。

 

 

9月9日

前日のBBQの間に家のベランダの洗濯物がゲリラ豪雨で大損害を受けたので、朝からコインランドリー。

そして人生初の大腸の内視鏡検査を受けることになったので、お昼から事前診察。顔から不安が滲み出ていたのか、看護師さんがやたら優しかった。

終わってラジオ収録のため小倉先生の昼休みを狙って学校に向かうが、ギリギリ間に合わぬと判断して途中で引き返す。会えない切なさを抱えたまま自宅で一人で収録を行った。

夕方からぽこぽこクラブの稽古場に行く。曲は全部できたので申し訳ないが皆様より一足早く仕事を終えている私は、差し入れのたい焼きを片手に悠々と稽古場にイン。連日の稽古で満身創痍の役者さんたちの渾身の通し稽古を見ながら、一人余裕こいてたい焼きを食っていた。申し訳ない。


この車座になって役者が話し合ってるのマジでかっこいい。憧れる。バンドでは絶対にない。

終わって吉祥寺Planet Kへ。夜ハ短シと竹原ピストル兄貴のツーマンへ。素晴らしいツーマンだった。久しぶりに会ったピストルさんと政治と野球の話しかしていない。話題がおじさんの極み。

 

9月10日

隣町の意識が高いパン屋へ行って、夕方からシフトイン。

 

9月11日

手土産を持って実家に帰り、実家で栽培しているバジルを大量にもらって帰る。車の中が強烈にバジルの香り。群馬の小倉家の近くのコストコで肉の塊を買った。小倉くんいるかなと思いながら、特に絡まずに東京に帰った。

 

9月12日

ぽこぽこクラブ「戦争始まったけど、どうする?」が初日。私は少し前に劇場に入り、いつものごとく劇場を探検。役者、スタッフの皆さん本番前で集中力を高めているところ、楽屋や舞台をウロウロしていた。


みんながんばってる。何か手伝いたい気持ちはあるけど、たぶん邪魔になるから大人しくしている。

本番、素晴らしかった。拍手が鳴り止まず、カーテンコールがダブル。感動しながらも、エンディング曲のアウトロの尺が足りるか内心ヒヤヒヤしていた。

 

9月13日

ショートシフトでお小遣いを稼ぎ、誘ってもらってニコルズのワンマンへ。10年ぶりくらいにライブ見たけどみんな元気そうでよかった(感想が親戚)。飲んで帰る。

 

9月14日

またも午前中からショートシフトでお小遣いを稼いでから、吉祥寺へ。毎度のプラケーでレンガフェス。先日のBBQのおじさんたちが全員いた。BBQでは周囲の女子大生に萎縮していたおじさんたちがステージでもれなく輝いており、それを見てなんだかグッときてしまった。私たちにはバンドがあってよかったんだなと。演者もお客さんもよく飲んでいた。実に景気がいい。

トリだったけど、打ち上げでノンアルコールの我々は皆さんの勢いに気圧され輪に入れずに端っこに3人で立っていた。


後日、この集合写真を見たお客さまに、「山岸さん、打ち上げ開始直後なのに今にも帰りそうですね」と言われた。正解。

一日の終わり、駐車場を精算しようとしたところ打ち止め1,700円のはずが請求は400円だった。駐車位置番号を間違って精算してくれたどこぞの誰かが来世で幸福な人生を歩めますように。