やまぎ日報245

11月22日

吉祥寺シルバーエレファントにて久しぶりにウラニーノ。ロンドンタナカとジェノサイド僭越という気鋭の新ユニットとツーマン。さらに画家の近藤康平さんがライブ中に絵を描いてくださるという。当然のことながら美術教師小倉と近藤さんが意気投合。私は画家2人に挟まれた医療事務。この日のライブは「近藤さんに迷惑をかけない程度にどこまでチョケるか」というのが一番の課題であった。しかしロンドンと僭越のライブを見て、「これで大丈夫ならウラニーノは大丈夫」という根拠のない安心感を得る。


安心感を得た結果、こうなる。4人の僭越で縦笛ハンターを大合唱し大団円。


ぼくが持っているのは「中年花火」で近藤さんが描いてくれた絵。なんといただいてしまいました。これを持って翌日は深谷へ。

11月23日

バンドマンとは思えない早起きをして深谷へ。大宮で撮影担当しあわせを拾って17号をひたすら北へ。会場である円能寺へ行く前に、隣の地区のお寺へ。パイセンに久しぶりに会いに。大学の先輩でかつては夜勤の同僚でもあったTHE CHESSのだいすけさんがこの日たまたま埼玉に来ており、パイセンのお墓の前で3年ぶりの再会を果たす。パイセンが会わせてくれたとしか思えない。こういうことがちょいちょい起こる。パイセンのお母さんにもお会いできて、ご実家にお邪魔しパイセンのギターを弾く。近藤さんが描いてくれた中年花火の絵はぼくも欲しかったけど、いただいた時にこれはパイセンのお母さんに渡そうと決めていた。

そして円能寺へ。「お寺 de マルシェ」というイベント。地元の人たちで大変賑わっていた。これはお寺フェスだ!


「ロックンロールで殺して」を歌いながら、さすがに今日ばかりは歌詞を変えて「ロックンロールで成仏して」の方がよかったかなと。


ファーマーの長男とテンプルの長男(住職)と。住職はイベント中ずっと本堂で机に向かい、売れっ子漫画家のようにひたすら御朱印を書いていた。


撮影で体がバキバキになったしあわせくんはタイ古式マッサージを体験。

PAを担当してくれたテンプルの三男はMV「中年花火」で「刺青の吉野」を演じてくれた人。寺の息子でありながらアグレッシブな言動で「ファッ休さん」と呼ばれ恐れられていた男である。この日もイベント終了後、「これから境内で肉を焼いて食う」と、お寺の人とは思えない宣言をしていた。

いろいろな思い出がありすぎる円能寺でライブ。忘れられない一日になった。


帰りはニーノ先輩のゴリオーでシースー。メニューを選ぶ顔ではない。麻雀で役満をテンパっている人の顔である。

11月24日

昨日スシローで役満をテンパったしあわせくんが40歳の誕生日。お世話になっているしあわせくんにプレゼントを買いに。やはりサウナグッズがよかろうと、草加健康センターにグッズだけ買いに。グッズだけ買いに来たはずが、気がついたらサウナの中にいた。40歳の誕生日を職場である大塚ハーツの狭い事務所で一人で過ごしていたしあわせくんに、サウナチャンスパーカーをプレゼント。40代、サウナ以外のチャンスもありますように。

11月25日

レコーディング。しあわせくんが山岸家に迎えに来てくれて一緒に渋谷へ。タバコのヤニで汚れまくっているしあわせ号のダッシュボードを病院からパクったアルコール綿で磨いてきれいにするのがマイブーム。スタジオに着くと小倉ドラマーがセッティングをしていた。


最近はスタジオに現れることが珍しいレアキャラ、はぐれメタル小倉。サクッと終了。さすがである。

その後ゲストミュージシャンの方の演奏。誰か早く言いたいけどまだ言えない。しあわせが仕事で大塚に直行したため、サウナチャンスもラーメンピンチもなく帰宅。久しぶりに家でゆっくり晩酌をした。

11月26日

中目黒のスタジオへ。これまた言えないゲストミュージシャンの人のレコーディング。2年ぶりに再会し、女子トークが止まらなかった。ぼくは男子だけど。これにてレコーディングは完全に終了。帰って小倉家の大根をコトコト煮る。

11月27日

1週間ぶりの夜勤。「みんな読んでるから」という理由で読んでこなかった東野圭吾の小説を初めて読む。おもしろいやないかーい。売れているものには理由があるのだ。最近BTSにハマりかけてるし。声で誰が誰かわかるようになってきた。

11月28日

2週間ぶりの副業。久しぶりすぎてキンチョーする。12月もうちょっと入れませんか?と上司に聞かれる。ライブが再開し夜勤もあるので12月の休みは3日しかないのである。師走っぽくなってきた。