やまぎ日報62

11月7日

ジャパンブルーというデニムの生地を扱う会社の新作展示会でライブ。お寺、眼鏡屋、長くやってるといろんなところでライブをする。ジャパンブルーの関係者の皆さんが意外とオラオラ系でビビっていたが、みんなすごくいい人だった。昨日財布を失くしたというスタッフさんが、ライブ終わった後に「あるよを聴いて泣きました」と話しかけてくれたのだが、財布に関しては「あるよ」と無責任なことは言えなかった。
シークレットゲストに布袋さんのモノマネで有名なペレ草田さんがいらっしゃって、ぼくはあらびき団の頃からのファンなのでキンチョーしたが、なんとアンコールで共演を果たせた。ウラニーノの演奏のマリオネットで布袋さんをやってくれたのだ。終演後に興奮して楽屋で「本物と共演できて幸せでした!」とお礼を言ったら、「いや、ぼく偽物ですよ」と言われた。おおちゃんも久しぶりに会えたし、素敵な1日になった。帰りにそんな素敵な思い出を凌駕するような暴力的なラーメンをしあわせと食べて帰った。


本物の偽物と。ペレさん素敵な人でした。

 

11月8日

深夜にNACK5の「ラジオのアナ」ゲスト出演。パーソナリティは芸人のパーマ大佐。芸人さんとの絡みがにわかに増えてきている。生放送でパーマ大佐が、メンバーのぼくも正直あまり理解していない「オグーラー・ムーン」というネーミングにやたら食いつくので、張本人の小倉も目が泳いでいた。その流れにノった小倉が2曲目の曲フリで「それでは聴いてください。オグーラー・ムーンで『私たちの主題歌』」と曲紹介したものだから、オグーラー・ムーンの主題歌みたいになった。ずいぶん長い時間出させてもらって嬉しかった。地元埼玉の放送局、ズブズブの関係になりたい。

11月9日

超久しぶりに夜勤に入る。風間くんと2人だった。「◯月◯日、誘われてる?スリマ交渉中になってたけど出る?」と勤務中にリアルなブッキングの情報交換をする。

11月10日

夜勤帰りで実家へ行き、実家の自分の部屋の断捨離を行う。実家はそういうものだとはいえ、ずいぶん荷物を置いてきてしまい、両親にも悪いのですっきり片付けることにした。ハードオフとセカンドストリートにいろいろ売りに行ったが、雀の涙くらいにしかならなくて切なかった。断捨離したら急に自分自身もすっきりしたくなって、閉店間際の地元の美容室に駆け込みバッサリといってもらった。いろいろ削ぎ落としたい時期なのかもしれない。まさにnaked.なのだ。

11月11日

夜勤に入っていたら深夜にやばいおっさんが現れた。会計でお釣りを渡そうとしたら手を握り返されそのまま離してくれない。両手でぼくの手を握ったまま「お兄さん聞いて。家にいると誰もいないのに女の人の声が聞こえるんです。死ね死ねって叫んでるんです」と言う。なんと答えるのが正解か頭を回転させる余裕もなく、「それは…こわいですねぇ」としか言えなかった。