やまぎ日報 264

4月4日

片山さんが東京に来ているということで、傷彦さんと3人で集まることに。「中目黒のおしゃれなカフェでランチをしよう」とのことだったのでそのつもりで中目黒に行ったところ、おしゃれなカフェとは真逆を狙ったとしか思えない大衆居酒屋「大樽」ですでに二人が飲んでいた。

平日の昼下がりに通りから丸見えの席でおじさん3人がビールを飲みながらタロット占いをしている姿は、道行く人の好奇の視線を集めるに十分な光景であった。夜も飲み会をハシゴしフラフラで終電で帰る。

4月5日

ホームセンターへ「どうぶつサウナ」の動物たちを座らせるための木片を買いに行く。

我が家のサウナがだいぶ混雑してきてしまった。感染対策で十分なディスタンスが求められる昨今のサウナ業界においてこの密集度はアウトである。夕方から副業。

4月6日

昼はのんびりして、夜は友達と飲み。実にいい店に連れて行ってもらった。忖度なく正論を言ってくれる友人の存在が人には必要だと思った。友達のボトルを飲んだのに当たり前のように割り勘をしてしまったことに後から気づき、猛烈に恥ずかしくなる。

4月7日

夜勤。同僚がネクタイの巻き方に失敗して、中尾彬のスカーフのようになっていた。本人は気づいていない。「おもしろいから」という理由で注意せずにそのまま放置していたら、深夜まで中尾彬だった。平和である。

4月8日

夜勤明けで朝サウナに行ってみたら空いてるし天気いいし最高すぎて、これを味わえるならそのためにむしろ夜勤に入りたいとさえ思ってしまった。一旦帰宅してまた夜勤。やはり入らなくて済むなら入りたくない。

暖かくなってきたのでベンサン解禁。病院のドレスコード的には本来裸足でサンダルはNGであるが、「深夜だし」「ベテランだし」という自分ルールを勝手に設け「よし」としている。看護師さんに「山岸さんの足元で季節が変わったのを感じる」と言われる。わしの足は標本木か。

4月9日

連勤明け。寝りゃいいのに掃除を始めたらエスカレートしてしまい、大掃除に発展。AB型ってそういうとこある。

4月10日

オフ。久しぶりに買い物をしたら楽しかった。たまにはこういうのが必要だと思った。

石田ゆり子様がパリでいろいろ爆買いしながら「お金はただの紙だから、私は紙を残すより経験に替えていきたい」と言っていたのを思い出した。かっこよすぎる。しかし変に間に受けて低所得者がマネをしたら破産する。危ない。