8月18日
14時までにCDが届くことになっており、自宅で待ち構える。受け取れないとレコ発に間に合わない。受け取りには成功したが、
玄関に段ボールが4箱積まれている光景は断捨離が趣味のミニマリストにとっては許し難い。早く売り捌きたい。
夕方に「ジャニス」劇場入り。役者の皆さんはお休み。
セットが出来上がっていく中、後輩のシュウゴがドラムをセッティングをするのを「がんばれー」と見守るだけで、私は劇場内を探検したりお弁当や差し入れを物色したりと「なんかよくわからないけどウロウロしている人」であった。
10万円近くする高級ペダルをスタバの紙袋に入れて銀座から持ち帰った男。
することがない(むしろ邪魔になる)ので私もお弁当もらって帰宅!
8月19日
ウラニーノのワンマンリハーサル。
2人にピアノを褒められるたびに、私はギターに自信がなくなっていく。
休憩多めの我々にしては、集中して新曲を仕上げた。5時間のリハの後、機材を小倉くんに託し私は電車で銀座へ。劇場で舞台のライブのシーンをチェック。チェックと言っても役者さんはしっかりと仕上げてくれてるし何も言うことはなく「はい!バッチリですぅ〜!」と皆さんにお伝えして終了。演出家の陽永と電車で缶ビールを飲みながら帰る。昔、埼京線で缶ビール飲んでいるおじさんたちを見ては「なんで家帰ってから飲まないんだろう?」と疑問に思っていたが、今ならあのおじさんたちの気持ちがわかる。
8月20日
舞台初日。今日もパスをぶら下げ劇場内をウロウロ。自分が出るわけでもないのに本番前に謎にソワソワしてしまい、パティ役の小林美江さんに「山岸さん、大丈夫よ」と逆に励まされる私。ベテラン俳優の皆さんどっしりと構えてて実にかっこいい。
素晴らしい初日だった。楽屋での初日乾杯に参加させてもらい、余っていたビールを懐に何本か忍ばせ、またも陽永と電車で飲みながら帰る。手品のようにお互いのポケットやバッグから次から次へと出てくる缶ビールに笑った。愉快なおじさんになった。
お金のない学生か何かだと思われているのか、スタッフさんにやたらお弁当を勧められる。邦子さんからのお弁当美味しかった。
8月21日
「ジャニス」の幕が開いたので私は次の仕事を。小倉の肉声をサンプリングし、レコ発で使用するメカオグラを仕込む。一人で部屋で爆笑しながら。仕事の振り幅と落差がすごい。夕方からシフトイン。急な日常。
8月22日
先輩の役者伊原農さんが「ジャニス」観劇に来てくれるというので、私も劇場へ行き伊原さんを待ち構える。二度目の観劇ののち、外はまだ明るかったけど伊原さんと缶ビール飲みながら帰る。なんか、誰かと電車で缶ビール飲みながら銀座から帰るのがルーティーン化している。夜は誕生日イブだしと理由をつけ、久しぶりに外食。近所のお寿司屋さんで1杯飲みながら444歳最後の夜。
8月23日
吉祥寺で昼公演ののち、場所を移動して桜新町で夜公演。バタバタしすぎていて全く誕生日という実感はなかったが、皆さんに祝っていただけて幸せな誕生日だった。プレゼントをくださるお客様に「気を使わないでください」と言いながら、こんな日に企画されりゃそりゃ気を使うよなと内心思っていた。
ハルさんも1日つきあってくれた。何かにつけて「誕生日だから」と先輩に無茶ぶりをしてしまった。誕生日って便利。
帰宅して飲みながら寝落ちしてお風呂で寝落ちして這うようにしてベッドにたどり着いた。決して年齢のせいではなく、これはきっと激務のせい。
8月24日
再び劇場へ。「ジャニス」もついに千秋楽。カーテンコールで感極まって泣いてしまった。演者の皆さん誰も泣いていないのに。感動も束の間、私にはドラムセットをバラすという使命が待っていた。舞台監督さんと一緒に、「このネジどっちに回すんですかね?」レベルの知識でなんとかドラムを解体。ケースには収まったが自信はまったくない。シュウゴ、変なところ外してたり曲げたりしてたらすまぬ。
そしてキャストさんの打ち上げに私も混ぜていただいた。
邦子座長!お疲れさまでした!座長は芸能生活45周年!私は45歳!ご縁に感謝!!
