やまぎ日報67

12月1日

師走。リリースやらワンマンやらを控え、イベンターさんや業者さんとのやり取りが続く。来年のことを言えば鬼が笑うというが、鬼に笑われてももう来年の話をしていかなくてはならない。夜勤に入り、漫画家志望の同僚に漫画についてあれこれ聞く。

12月2日

お前、普通に泊まってきたんじゃないの?というくらいすっきりと元気に夜勤から帰宅。久しぶりにのんびり過ごす。

12月3日

再び夜勤。職場の後輩の皆さんに「バーチャルユーチューバー(Vチューバー)」というものの存在について教わる。顔を出さずに、初音ミクのようなバーチャルのキャラクターがユーチューバーのようにいろいろ配信するらしい。同僚の一人がVチューバーになるそうだ。休憩の順番を決めるのに、ベテランだし先輩だし譲らずに堂々としようと思い、堂々とあみだくじを作ったら堂々とハズレを引き、結局眠れなかった。

12月4日

半身浴してたら寝落ちしてしまい全身浴になっていた。

12月5日

再び夜勤。職場で唯一の先輩Sさんは、あみだくじを作ることなく強権を発動し、休憩の時間を割り振った。おかげで眠れた。「山岸さんもベテランなんだから強権を発動すればいいんですよ」と言われたが、ベテランになればなるほど新人の顔色をうかがってしまうぼくには一生できないなと思った。