やまぎ日報411「見た目はおじさん、頭脳は女子」

11月25日

昼からのロングシフト。今夜は久しぶりに晩酌をすると決めていたので仕事の休憩中に刺身を買いに行き、家の冷蔵庫に大切にしまってから職場に戻る。残りの時間、帰ってからの晩酌を脳内でイメトレしながら働いた。

 

11月26日

休みなのでサウナに行ってから実家に帰る。父の誕生日の直後だったのに手ぶらで帰ってしまい、逆に手土産をたくさんもらってしまった。実家に帰ったとて、することといえば両親との世間話と仏壇に手を合わせるくらいのものである。ちなみに神仏をなんとも思っていない姉は仏壇にはあまり手を合わせない。織田信長みたいな人だ。私は対照的にすがれるもには何でもすがりたいタイプ。同じ環境で育ったのに、家族って不思議。

 

 

11月27日

朝からひたすら劇伴の曲を作る。夕方からシフトイン。研修担当だったが優秀な新人さんで私はさほど出る幕なし。日陰者でいいのは自衛隊と研修講師。

 

 

11月28日

引き続き劇伴の曲を。行き詰まってきたので気晴らしに夕方からシフトに入ってみた。仕事の気晴らしに仕事に行くという、私はイカれた仕事人間。

 

 

11月29日

久しぶりに病院の夜勤。二週間ぶりに行ったらシュレッダーのゴミが溢れていた。AB型が発動し休憩時間を削って夜な夜な裁断を行った。身を削って市民の個人情報を死守しているわけで、いつか市長に表彰されてもいいんじゃないかと思う。

 

 

11月30日

夜勤明けで休み。隣の街のお気に入りのパン屋でパンを買い、ユニクロへ行って試着しては「ユニクロっぽいから」という当たり前の理由で何も買わずに帰る。

 

 

12月1日

名古屋でアコースティックワンマン。会場のkokoti cafeさんは、海外の絵本作家の作品を取り扱う「トムの庭」という本屋さんと併設されているカフェ。全体的に北欧テイスト溢れてすべてがおしゃれ。「見た目はおじさん、頭脳は女子」、こじらせたコナンくんのような私にとっては大変テンションが上がる空間であった。

ライブはタイトルどおり小倉くんにとにかくいろいろやらせた。カホンとボイパはもちろん、ボーカルにギターに絵本の読み聞かせまでやらせた。私のパソコンに入っている「サンプリングメカオグラくん」も初の地方出動となった。笑って泣いてと言いたいところだが、笑って笑いすぎて泣いてというのが正しい表現だろう。そんなライブであった。


早く着きすぎた我々におしゃれなランチを出してくださり、終演後は晩ごはんまで作ってくださった。2食賄い付きのライブなんて初めて。


「トムの庭」の店主(トムさんではないと思う)にクルテクの絵本をいただいてしまった!うちのクルテクと一緒に!かわいい!見た目はおじさん、頭脳は女子!