やまぎ日報 269

5月9日

副業。マーベル童貞のぼくがついにマーベル作品を見始めた。周りに詳しい人がいるのでいろいろ教えてもらいながら見ている。先はかなり長い。

5月10日

夕方から大塚で「ウラニーノきき牛丼対決2022」の収録。

松屋の牛丼を持って吉野家の牛丼を待つというちょっとした背徳感。

ある意味「牛丼のプロ」とも言うべき猛者どもが集まる。皆さんに比べて牛丼を食べる頻度が圧倒的に少なく童貞に近いぼくは冷やかし程度で参加できたが、プロの皆さんは意地とプライドを賭けた絶対に負けられない戦いとなった。

しあわせはおかわりを繰り返し、もはやテイスティングではなくただの食事と化していた。アイマスク姿も食後の仮眠休憩にしか見えない。公開が実に楽しみである。

5月11日

朝から上島竜ちゃんの訃報。芸能人の訃報でこんなに辛いのは初めてかもしれない。毎年お正月に有吉さんのラジオにゲストで来てくれるのが楽しみだった。本当に大好きだった。悲しい。引っ張られるというわけではないが、少し危ないなと思ってニュースやSNSを見るのを控えた。夜勤。

5月12日

夜勤から一瞬帰り、シャワーだけ浴びてスタジオへ。レコーディングが始まる。一人だけど。

謝罪会見のようにマイクを向けられているが、アコギの録音である。ギターを弾くのを忘れ思わず謝罪しそうになった。スタジオから再び病院へ戻り夜勤。

5月13日

勤務終了間際に同僚同士が口論になりアワアワする。ケンカしてそのままチューしてくれたらいいのになと思った。家に帰って少し休み、夜は恵比寿に3markets[ ]のライブを観に行く。

脱がすロンドンと脱がされるカザマくん。

帰ってマイティ・ソーを見る。筋肉すげえ。

5月14日

武蔵野音楽祭。セッティング中にギターのストラップがないことに気づき、会場に飾ってあったギターのストラップを外して借りる。カポもないことに気づき、出番が前だったゴライコーのヨッチンに借りる。MCで「意識が低いのではなくドジっ子なのだ」となぜか開き直る。出番後、ヨッチンにカポを返すことを武蔵野音楽祭2022の自分自身の大義名分として掲げ、あえて直接連絡を取らずにウォーリーを探すようにヨッチンを探して吉祥寺の街をサーキットしようと決める。

しかし、

探しに行く前に早々にラーメン屋に向かうヨッチンと遭遇し、カポを返却。これにて私の武蔵野音楽祭2022は終わった。

行き場と大義名分を失った我々はスタバへサーキット。「疲れた時は甘いものだよね」と勢いでフラペチーノを買うが、想像以上の甘さに小倉は「フラペチーノを飲むためのブラックコーヒー」を追加で買うために再び店内へ消えていった。こうして彼のスターは貯まっていくのだなと思った。

武蔵野音楽祭が佳境を迎える頃、私は地元の居酒屋でまったりと飲んでいた。出番が早いとどうしてもこうなる。アラバキの民生さんの気持ちは全く理解できる。

5月15日

お昼に中目黒の美容室へ。マーベル作品について美容師さんと話が盛り上がったせいか、いつもどおりと言ったはずが仕上がりはいつもより短くなっていた。サッパリした。中目黒から夜勤へ直行。忙しい時間をワンオペで捌き切った栄誉を讃えられ、休憩をドカンともらった。