やまぎ日報17

6月15日

アルバイトとしか言えない。

6月16日

半日アルバイト。なんだかグッタリしてしまい、帰ってソファーに横になったら動けなくなってしまった。動きたくても体が動かない。これは鬱病の初期かなと思っていたら、ウトウトしてしまった。目が覚めたら動けた。これを「昼寝」というようだ。夜はタトゥーが入っている友達が泊まりに来た。

6月17日

品川プリンスホテルのCLUB eXというところで、横田美穂さんのフルートコンサートにゲストで出演。なぜフルートのコンサートというクラシカルな空間にウラニーノが呼ばれたのか。普通に考えたらこれは致命的なキャスティングミス。説明すると、ちょうど1年前に亡くなった舞台監督「シラネもん」こと白根さんがプロデュースしていたアーティストが横田さんで、今回シラネもんゆかりのアーティストを呼びたいということで我々ウラニーノに白羽の矢ならぬ白根の矢が立ったのである。行ってみたら、まぁいつもやっている汚いライブハウスとは対極にあるような高級感あふれる会場。これはもう雰囲気に飲まれる予感しかしない。


リハーサルから雰囲気に飲まれるウラニーノ。本番はこの後ろのスクリーンに小倉くんが書き下ろした漫画「それいけ!シラネもん」が投影された。たくさん書き下ろしたのだが、その内容の大半はシラネもんの奥さんからNGが出てしまうレベルのものだった。

本番は、「やまぎ!やれよ!ぶちかますんだよ!」とあの調子で白根さんが言ってるような気がして、結局いつもどおりにやってしまった。

楽屋のケータリング、打ち上げの中華料理と、どう考えても食べきれない量の料理が出てきた。「やまぎ!食えよ!食えって!全部だ全部!」、絶対天国で言ってるなと思った。ぼくは白根さんの会社でバイトした時に大量の脂質と糖質を摂取させられ、これを「食のDV」と呼んで恐れていた。小倉くんも同じく仕事を振られ白根さんのとこにバイトで行ったら「小倉!何やってんだ!バイトなんかしないでドラム叩け!」と言われたらしい。あんたが雇ったんだろう(笑)

打ち上げ、白根さんの末っ子の男の子(小五)が、まさにシラネもん2世だった。料理が出てくるたびに「肉は!?肉!!」と言っておいしそうに唐揚げを頬張る姿は、まさにシラネもんだった。食ってないと怒られると思って、思わず自分も箸を伸ばしてしまうほど似ていた。

横田さん、オトのハコブネの皆さん、同じくゲスト出演の千綿さん、ニッポン放送のスタッフの皆さん、本当にありがとうございました。そして白根さん。いろいろ果たせていない約束がありますから、ぼくはまだまだウラニーノを続けますね。