やまぎ日報 290

8月1日

夜勤。8月もシフトは火の車。最近の若者は照れ隠しなのかかっこつけてるのか、基本だるそうにするなと思った。おじさん逆に基本張り切っていこうと思う。

8月2日

夜勤明けで新幹線に乗りドピュッと新潟の長岡まで。姉が長岡花火の関係者なのかスポンサーなのか(今だによくわかっていない)、とにかく長岡花火のプロなのだ。いい席を取ってくれて、特等席で見ることができた。


花火で人はこんなに感動するのか。ウルウルしてしまった。新潟泊。

8月3日

故郷新潟をぶらぶらしてへぎ蕎麦を食べて帰る。新潟出身なのに日本酒に詳しくないのはモグリだなと急に思い、帰りの新幹線はずっと日本酒についてお勉強していた。勉強は座学よりも実践に限る。

8月4日

夜勤。風間くんとサウナ会をやろうと話したが、9月まで休みが合わない。我々は働きすぎである。車中泊でランタンを灯してみたらチルくて、そのうちエスカレートして病院の駐車場にテント張ってしまいそうである。

8月5日

ぽこぽこクラブの「不動の衆」を下北沢で観劇。難解ではあったが、不気味さが非常におもしろかった。脚本を書いたべーさんに「あれはどういうことですか?」と問いただしてみたい点がたくさんあったが、不条理劇というのは正解がないものらしい。スケジュール的にこの日のこの回しか行けなかったのだが、偶然にもアフタートークで陽永くんが登壇し、久しぶりに会えた。


下北沢から池袋へ移動し打ち合わせ兼、飲み。

8月6日

早起きして9:30発の新幹線に乗り大阪へ。傷彦さんと片山さんとのんびり合流。ちょろっとスタジオで練習して、ハウリンバーでのんびりリハ。開演まで1時間切った頃、薔薇王子が「チェキのフィルム欲しい〜」と言い出し、ぼくが梅田のヨドバシカメラまで買いに行くことに。相変わらずのマイペースである。40を超えてロックバンドを続けている未来はなんとなく見えていたが、チェキのフィルムを買いに行く未来は見えていなかった。


種類ありすぎてわからん、、、(実際に傷彦さんに送った写真)

数年ぶり(誰も何年ぶりか覚えていない)の三つ巴のステージ。お決まりのタロットで出演順が決まる。一番いいカードを引き当てたぼくは「チャンスが訪れる」と傷様からのお告げ。そんなことすっかり忘れていたぼくにアンコールで唐突に訪れた「チャンス」は、失神チャンスという謎の無茶ブリであった。


もはやただのピンチである。今までは追いかけるように全員が失神する「天丼失神」はあったものの、誰もぼくの後を追いかけてこない単独失神であった。これだから三つ巴は恐ろしい。

ヘロヘロで京都の片山家に到着し、片山さんの家にお世話になることに。この後、珍道中どころではない悲劇が私に訪れることになる。

8月7日

寒い。熱帯夜のはずなのに、寒すぎる。唇が紫になるレベルで寒い。片山家のクーラーがマックスで効いており、ちょうど冷風直撃エリアで寝させてもらっていたぼくは気がつくとガタガタと震えていた。しかも片山さんがぼくに与えてくれた寝具は、夏用のひんやり冷感マットである。包まれば包まるほど寒い。たまらず片山家を飛び出し京都の街へと脱走。しかし行くあてもなくマクドナルドを2軒ハシゴし、寝不足と暑さで行き倒れる寸前でホテルにたどり着き、チェックインまでロビーでグッタリしていたところフロントの人が心配して声をかけてくれて、早めに部屋に入れてくれた。必ず何か起こるのがこのツアー。

少し寝て復活して会場入り。

片山ブレイカーズの元ギターアンドゥーが作ったお店「カフェのちオンガク室」


小倉くんがデザインした看板!


めちゃくちゃおしゃれな店内!!何から何までイケてる!!

昨日に引き続きタロットで一番を引き当てるが、この日は幸い失神ピンチは訪れなかった。終演後はまったりとお酒を飲んだ。こんなお店が近所にあったら通いたい。寝不足だし早めにテルホに帰ろうと思ったが、アンドゥーとの再会もあり楽しくなっちゃって結局深夜まで。ああ〜明日の今頃は〜ぼくは汽車の中ではなく、夜勤!!!!