やまぎ日報123

9月1日

何をしようにも体が動かず、洗濯だけしてダラダラと過ごす。

9月2日

ウラニーノ号を群馬の小倉家に戻す。せっかく来たからと、今度は地元民小倉範彦も誘って2人で佐野ラーメン!


珍しくセットでチャーハンまで食べてしまう。もう佐野ラーメンだけあれば他のラーメンいらない。しあわせが好きな「背脂チャッチャ系」という謎のジャンルもいらない。お腹いっぱいで青春スピーカーを収録し、帰りは小倉さんが熊谷駅まで送ってくれた。

9月3日

久しぶりの夜勤。なんとイダパイセンが誕生日プレゼントをくれた。まだサプライズは続いているのか。嬉しかった。お気に入りのTシャツが増えた。出来心で仮眠中にボイスメモで音声を録音するという一人パラノーマルアクティビティみたいなことをしてみたら、霊の声などは一切入っていなく、ただただすごく気持ちよさそうに寝ている音がバッチリ録音されていて、これはもはや仮眠ではないなと思った。どうりで夜勤明け元気なわけだ。

9月4日

夜、佐久間さんの息子さんの音哉さんと飲みに。ギタリストのたっくらさん、エンジニアの競さんといった佐久間さん絡みの皆さんに久しぶりに会えて、昔話に花が咲いた。音哉さんが佐久間さんのことを「あいつさ〜」と友達のことを話すように言ってて、なんだか素敵だった。気がついたら最寄り駅までの終電が終わっていたが、鋼の意志で準最寄り駅までの終電に乗り、30分ほど歩いて帰った。酔っ払ってはいたが、音哉さんから預かった国宝級の重要データがリュックに入っていたので一人緊張感漂う帰り道だった。


 

9月5日

いよいよレコーディングも総仕上げ的なこのタイミングで、作業用のパソコンが立ち上がらなくなってしまった。祈るような気持ちでAppleサポートに連絡し、オペレーターのお兄さんに言われるままにあれこれ試してみたが、復帰せず。ワラにもすがる思いで「Mac修理」で検索して見つけたバイト先の近くの修理屋さんにMacを持ち込む。「たぶん直りますよ」と言われ、失礼ではあるが店員のオタクっぽいおっさんが神様に見えた。

9月6日

父の古希祝いということで、両親が時々行くというまさに「隠れ家的温泉宿」に久しぶりに家族で集まる。お風呂もごはんも部屋も何もかもが素晴らしく、身の丈に合っていないところに来てしまったと萎縮した。しかし、父と露天風呂に浸かり、久しぶりにゆっくり話せた。昔からそうだが、両親は姉のことは少しも心配していないのに、ぼくのことは常に心配しているフシがある。まぁそりゃそうだよなと思いつつ、心配かけないようにがんばろうと改めて思った。

9月7日

パソコンが入院して、もう一息というところまで来たレコーディングの進行をどうしたものかと頭を抱えていたが、アレンジャーの友達に泣きついてみたところ、「任せとけ」と素晴らしい仕事をしてくれた。地獄に仏とはこのことだ。戻ってきた音を聞きながらアルバムの完成が見えて泣きそうになった。持つべきものは友達だと思った。

9月8日

夜勤。台風の上陸で一晩中外は大荒れだったが、対照的に受付は静かだった。そりゃ誰もこんな嵐の中来ない。本を読みながら、時々外の様子を見に行っては「うひょーすげー」となって、また帰ってきて本を読んで。なかなかいい仕事だと思った。

9月9日

久しぶりに何もない。しばらく行けていないジムに行こうと思ったら、ちょうど月に一度の休館日だった。縁がないなと思って、録画しておいた「あなたの番です」を観た。リアルタイムでテレビドラマを見ることなんて「真田丸」以来だったが、半年間楽しませてもらった。ぼくはこのドラマで田中圭さんでも原田知世さんでも黒島ちゃんでもなく、袴田さんと尾野ちゃんのファンになった。