やまぎ日報205

2月26日

寝るの遅かったから昼まで寝てたかったが、早くに目が覚めてしまうのは年齢か。高知はどしゃ降り。エフエム高知の岡本さんにうどん屋さんに連れて行ってもらいランチ。おいしかった。高知X-pt.でのライブ。最後にピストルさんと「じゅうじか」を一緒に演奏。一カ所見事にピアノのコードを間違えてしまい、楽屋でピストルさんにしがみついて謝罪する。言い訳をすると、あの曲のキーはBというキーでピアニスト的には非常にイヤなキーなのだ。ここだけの話、野狐禅のハマノさんも「おれあの曲Bだから嫌い!」と言っていた。ここだけの話。

いかにも観光地で撮ってそうだが、インター近くのコンビニで撮ったのである。

2月27日

高知から高松に移動し、festhalleで高松公演。festhalleのスタッフさんのおもてなしが素晴らしすぎて感激。セッションではピストルさんの「東京一年生」を演奏。「絶対間違えない!」と本編以上の気合いを入れて臨む。この曲のキーはAでしかもコードは一定のパターンを繰り返す構成なのでピアニスト的にも余裕がある。きっとあのハマノさんも「好き」と言うだろう。終演後、文旦を上手に剥くことができる「ムッキーちゃん」というグッズの話で盛り上がる。

ムッキーちゃんを使うとこんなことができるらしい。高知県民はみんな持ってるとのこと。気になるムッキーちゃん!

2月28日

高松から松山へ移動。DUKE岡野さんと鍋焼きうどんの老舗「アサヒ」で鍋焼きうどんを食べる。キティホールで四国編最終日の松山公演。セッションではピストルさんの「カモメ」を一緒に演奏する。毎日違う曲をぶっつけ本番でセッションするというスリリングさ。なかなかエモい演奏になった。さて、この曲のキーは野狐禅時代はC。ほぼ全部白鍵で弾けるのでピアニスト的にはヒジョーに楽ちんなキーである。死語で言うなら「余裕のよっちゃん」である。しかし!なんとピストル兄貴はソロになってからあろうことかこの曲のキーを半音上げてD♭で歌っているのである!D♭はBほど弾きづらくはないものの、一転してほぼ黒鍵である。むむむ。ここで山岸くんは裏技「トランスポーズ」という名の文明の力にすがり、ズルをしてしまったのである。気になる方は「鍵盤 トランスポーズ」でググってみてほしい。これは決してズルではない。便利な世の中になったのだ。

松山の楽屋でピストルさんと少し真剣な話をして、とても励まされた。泣きそうになった。泣いたら絶対爆笑されるから泣かなかったけど。ピストルさんは大きな人だ。ガタイもデカいが器も存在もすべてがデカい。

また一緒にできて本当に嬉しかった。

松山から群馬まで夜走り直帰という恐怖の行程。21時に松山を出発し、2時間ずつ交代しほぼノンストップで東京に7時着。機材車のドリンクホルダーには2人分のモンスターの空き缶が並んでいた。我々はバンドマンだ、と思った。

3月1日

帰宅したもののギラついて眠れず、結局ツアーの洗濯をしたりして仮眠を取ろうと横になったら絶妙なタイミングでAmazonが届いたりで結局眠れず。いっそのこともう行ってしまおうと稽古場へ。明日の本番に向けて最後の通し稽古。3日間空いたがセリフは飛んでいなかった。22時ころヘロヘロで帰宅し、ようやくビール。