山岸日報462「ウラニーノ搬出マニュアル」

11月3日

三軒茶屋グレープフルーツでフエニカと恒例の農家新米ツーマン。お米のイベント当日の朝、私は若干の後ろめたさを感じつついつもどおりパスタを茹でた。私は小麦の奴隷。

フエニカと共作の新曲「しあわせの咀嚼」を初披露。多幸感あふれるポップな曲であるが、私はニコニコしながら内心はツェッペリンのコピーをしてるのかってくらいヒリヒリしていた。無事にできてよかった。

MCで米と全然関係のないマタギの話で盛り上がってしまったせいか、だいぶ押した。ケツカッチンの昼公演。この日最もアドレナリンが放出された瞬間は撤収作業であった。ピースフルでどちらかというとのんびりなフエニカの二人が、見たこともないほどの爆速で動いていた。お客様のご協力もあってギネス並みのレコードで搬出が完了した。プロだなと自分に酔った(プロは押さない)


集合写真も撮ってないってことで下北のバーミヤンの前で。みんなチャーハンとか食べてたけど、私は「はちみつ揚げパンバニラアイス添え」を食べた。誰よりも女子。そして小麦の奴隷。

 

11月4日

早起きして某抽選会に参加し、見事に外れる。傷心で帰宅し、夜勤へ。職場に物騒な脅迫メールのようなものが届いているという本当か嘘かわからんウワサを耳にして、いつもよりちょっとワクワクして過ごしてしまった不謹慎な私。もちろん何も起こらなかった。

 

11月5日

夜勤終わって帰り道に立ち寄ってみたサウナがとてもよかった。今後はこのサウナのために夜勤に入りそうな気がした。働くモチベーションは大切。夕方からもういっこの方にシフトイン。

 

11月6日

休み。山下達郎巨匠のコンサートへ。今年はツアーの本数も少なく例年以上に倍率の高いプレミアチケットだったそうだが、一般発売で申し込んでみたらなぜか当たった。私はいったい何年分の運を使い果たしたのだろうか。


「クリスマスイブ」を生で聞いて、まだ11月なのに一気に私に年末がやってきた。奥様竹内まりや様もサプライズでしれっと登場し、生まりや様も拝めた。私自身はシティでもポップでもないけれど、やはり達郎さんはすごい。

チケット争奪戦、TWICEは外れたけど達郎さんは当たった。果たしてこの両極端な2つの公演にどちらも申し込んだ稀有な人種が、全国に私以外にどれだけいるだろうか。

 

11月7日

行きたい店があったので昼間は銀座へ。帰ってきて夕方から志願してシフト追加。忙しかった。自分で志願したくせにブツブツ文句を言って終わった。

 

11月8日

昼からロングシフト。急に断捨離したくなって自分の書類を整理していたら、誤って現契約書や来月分のシフト表までシュレッダーにかけてしまった。何も思い出せない。

 

11月9日

横浜で「KANNAI STORM2025」に出演。おじさんの、おじさんによる、おじさんのためのサーキットイベント。セッティングで巻きすぎて、ステージでスタート時間をお客さんと談笑しながら待つという、平和な時間が流れた。「ピッタリにスタートしてピッタリに終わらせますね」と当たり前のことをわざわざマイクでエラそーに宣言し、会場のデジタル時計に合わせて1秒のズレもなくちゃんと曲を締めた。もはや競技。こだわるところを間違っている。

「いいライブだったねぇ」と自画自賛しながら2人で機材車で東京に戻り、ちょうど私の家の前に着いた絶妙の瞬間にLINEが届く。


「ウラニーノさん物販積み忘れてますよ」と。

家の前の道路でUターンしてもう一度高速に乗り、まさかの横浜2往復。

ウラニーノ搬出マニュアルを作成し、「指差し確認・ダブルチェック」を徹底しようと思った。