やまぎ日報373「鳥山明先生、ありがとう」

3月4日

カザマお疲れ会という名のいつものサウナ会。前日にゼップワンマンを終えたカザマ氏をロンドンと労う会。テキトーに集まり各々風呂に入りなんとなく食堂で飲み始めるというのが我々のルール。カザマ氏は前日の疲れで休憩室で爆睡していたため、いきなり主旨を無視して主役不在でロンドンと飲み始める。再度お風呂に入り夜は街に繰り出すのが我々のルール。最後はメジャーデビュー祝いにちょっといいバーで3人でウィスキーを飲んだ。


カザマくんお疲れさま。そしておめでとう。

 

3月5日

夜勤。後輩がある人物を評して「あの人、蚊のようなメンタルだけど生命力はゴキブリ並みですよね」とボソッと言った。実に的を得た表現であり、そのまんま歌詞になりそうだなと思ってこっそりメモした。

 

3月6日

志津で弾き語り。ど平日に謎に豪華なメンツであった。高校の卒業式終わりで制服のままライブハウスに駆けつけたオープニングの宇井くん。そのエピソードだけでライブやる前からおじさん完敗である。宇井くんのお父さんは42歳!共演の親御さんが年下!ついにこの日がやってきた。横綱が年下になった時と同じ衝撃。そんな特別な日に共演は私でいいのかしらという申し訳なさを若干感じつつ。huenica、町田さん、河野さんという心底推せる共演陣に私は大満足であった。

 

3月7日

夕方から副業5時間。隣の席になった方がご近所の方のようで「山岸さんが近所のスーパーの刺身コーナーで佇んでいる姿を何度か目撃しています」と言われ、心当たりしかないので大変恥ずかしかった。さらに、退職される方へのプレゼント代のカンパ100円を、財布を忘れて払えなかった。大変恥ずかしかった。あまりに恥ずかしくて、1000円でもいいからPayPayで払わせてほしかった。

 

3月8日

熊谷モルタルレコード。おーちゃんと町田さんに、ロストインタイムの源ちゃんという、長年のつき合いの皆さんと。みんなが海北くんへの想いやメッセージを込めてライブをやっていた。お客さんもそれをしっかり感じながら聴いてくれていたように思う。が、誰も「海北くん」という名前を出さずに「彼」とか「あいつ」という表現を使っていたので、なんとなく途中から海北くんが決して名前を口にしてはいけないハリーポッターのヴォルデモートみたいに感じてきた。確かにラスボス感はあるけれども。

アンコールでは源ちゃんにもサプライズでロストインタイムの歌を3人で歌った。ウルっとしてしまった。「例のあの人」にも届いていたらいいな。


ロストインタイム大好き芸人で記念撮影。

小田原から亀井さんが来てくれた。小田原から熊谷。まさに関東縦断の大旅行。ありがとうございました!

 

3月9日

昼からショートシフトに入り、夜はホームタウン大宮へ。重田拓成くんが誘ってくれてサシ飲み。ひと回りくらい年下だが、なんだかいろんな話が合った。決して重田くんがおじさんの話に合わせてくれたわけではなく、あくまで私の感覚が若いのだと思うことにした。ポジティブな思考は大切。いい夜だった。

 

3月10日

家事をこなし、昼からショートシフト。帰りにスーパーの刺身コーナーで佇み、何も買わずに帰った。

 

鳥山明先生が亡くなった。ドンピシャ世代にも関わらずドラゴンボールを通っておらず小倉やピストンにいじられていた私が、満を持してドラゴンボールを読破したのは40手前。すでに純粋な少年の心とずれていた私の感想は「チャオズがかわいい」であった。ドラえもんで育った私が藤子F不二雄先生の訃報を聞いた日は朝まで泣いたように、ドラゴンボールで育った小倉はとてもショックだと思う。

追悼の気持ちを込めて、ドラゴンボールを通っていない私がいつぞや想像で描いて物議を醸した悟空を。


何かに引っ張られている。