やまぎ日報197

1月4日

仕事初めの夜勤。同僚に「あけましておめでとうございます」と新年の挨拶をしたら、「年明けてから会いましたよ。っていうか、年越しの瞬間一緒にいました」と言われた。そういえば大晦日のシフトが一緒だった。ぼくは2021年をこの人と共に迎えたのかと思ったら、今さら失礼ながら来年はもう少し場所と相手を考えたいと思った。

1月5日

夜勤明けで副業5時間。職場のホテルのロビーに「ご自由にお弾きください」スタイルのグランドピアノがあるので休憩中にショパンを弾いていたら、コンシェルジュ的な人に「20時以降の演奏はお控えくださいと」と注意された。しかしその注意の仕方が、「気持ちよく演奏されているところ誠に申し訳ございません。よろしければ1曲だけ…どうぞ」と満面の笑みで言われ、さすが一流ホテルのコンシェルジュと思ったが、さすがに弾けなかった。「20時前にまた来ます」と謝ってスゴスゴと業務に戻った。

1月6日

夜勤。この日ついに我が病院もベッドが満床になり入院患者受け入れ不可となった。これが医療崩壊というものか。よくわからないがそんな状態では受付もヒマである。読書が進む。今は「禅」の本を読んでいる。リアル禅問答に頭の中は「無」になるどころかメダパニ状態である。

1月7日

副業。緊急事態宣言の発令を受け、対応に追われる。ツアーが再び延期。西川口ハーツのハラハティーに「再々延期で」と連絡をしたら「前々前世みたいになってきたね」と返ってきた。発表の文面に使わせてもらおうと思ったが、「オフィシャルの文面はチョケない方がいい」と諭された。そりゃそうだ。延期発表の文章を書くのに慣れてきてしまった自分が悲しい。

1月8日

夜勤。その人と仲良くなれるかなれないかの重要な基準の一つは「下ネタを話せるか」という点ではないかと思う。コロナ禍でひっ迫しつつある医療現場の最前線の受付で、10個下の同僚とサイテーな下ネタで盛り上がっていた。

1月9日

オフ。晩酌しながら久しぶりにテレビを見ていたら「アド街ック天国」で埼玉特集。名所や名物を紹介されつつも若干いじられている感が否めないのがさすが埼玉だなと思っていたら、まさかのさくまひでき様の登場で黒霧島を吹きそうになった。


「埼玉の大スター」と紹介されていた。久しぶりに会いたい。3秒だけ会いたい。