やまぎ日報175

8月12日

夜勤。風間くんが宗教の勧誘を撃退した話と、後輩のおもしろくなりそうな恋愛話を聞いた。ぼくはサウナの素晴らしさを後輩に話したら小一時間経っていた。雑談の記憶しかない。はたして働いたのだろうか。

8月13日

小倉とリモートで青春スピーカーの収録。そして夜勤連勤。深夜の休憩時間を利用しサウナに行ったら、西川口ハーツ店長のこうたさんがいた。サウナ内でぼくを見つけて「偶然、偶然」と、ドラマ「サ道」を観たものにしか伝わらない挨拶をしてくるあたり、本物のサウナーだと思った。勤務中にライブハウス店長と一緒にサウナで整うという、よくわからないシチュエーションに混乱しつつ、脱獄に協力してくれた同僚にオロナミンCを買って戻る。

8月14日

副業アルバイト。

8月15日

夜勤。パイセンの紙位牌を封筒に入れてバックヤードの壁に貼っている。休憩中に時々手を合わせている。ある時誰かが封筒にビックリマンシールを貼った。1枚、また1枚とビックリマンシールは増え、パイセンが纏っている封筒はハデになっていった。不謹慎かもしれないが、こうしていじられるのをパイセンは意外と嫌いではなかった。苦笑している顔が浮かぶ。

この日、パイセンの紙位牌が封筒を出て壁に直で貼ってあった。おや?と思っていたら、朝出勤してきた日勤のおばちゃんが「お盆終わったから井田くん封筒に戻そうね」と言ってビックリマンシールの封筒に再び戻していた。それを見て久しぶりに少し泣きそうにった。初盆。パイセン、ふらりと病院にも立ち寄ってくれていただろうか。お盆休み中ずっと病院にいたぼくは、どこかですれ違っていただろうか。

8月16日

眠らずに日中動画を撮影し、夕方から副業のバイト。さすがに働き過ぎかグッタリしてしまう。

8月17日

久しぶりの休み。朝からずっと動画編集。夜は近所のお寿司屋さんで友達と飲む。そのまま家で二次会。

8月18日

副業の仕事終わりでサウナー友達のスエナミくんとサウナへ。スエナミくんのホームサウナである横浜のスカイスパに連れて行ってくれた。横浜の夜景を見ながら整える大変贅沢なサウナで、サウナは薄暗く木の香りがしてヒーリングミュージックが流れ、実に上品だった。爆風ロウリュなど力技でねじ伏せにくるぼくのホーム「草加健康センター」とはえらい違いだ。スエナミくんの完璧なアテンドで、ミッドナイトアウフグースも受けることができた。なかなか優秀な熱波師だった。常連らしいラグビー部のようなムキムキの人が熱波を浴びるたびに「ヨッシャ!」と独り言のようにつぶやいており、あだ名が「ヨッシャさん」になった。


完全にイッている。