やまぎ日報60

10月24日

小倉とエンジニアの阿部さんと3人だけのレコーディング。マネージャーもディレクターもプロデューサーもいない。事務所のスタジオだから今までと何ら変わらない作業なのだけど、「こいつら事務所の経費でレコーディングしてた時はずいぶんのんびりやっていたのに、自分たちでスタジオ代出すとなったらずいぶんテキパキやるんだな」と、阿部さんは思ったかもしれない。


ドラムの音にこだわるノリシコオグラ改めオグーラー・ムーン。こないだ打ち上げで「オグーラー・ムーンやらせてもらってます」と自己紹介してたのだけど、「オグーラー・ムーン」は職業か何かなのだろうか。どこをどういじると音が変わるのか私にはさっぱりわかりませんがね。いい音というのはわかりますよ。


積み上げられた機材。どこをどういじると音が変わるのか私にはさっぱりわかりませんがね。いい音というのはわかりますよ。

これが新たなウラニーノの名刺代わりとなる作品になるのです。まだ詳しく言えないけどすごいの録れました!

10月25日

嬉し恥ずかし給料日。そして夜勤のため、嬉し恥ずかしガチの朝帰り。嬉しくはない。ちょっと恥ずかしい。

10月26日

レコーディングした音を自宅でいろいろ編集して音を重ねる。うりゃおいうりゃおいとピアノを打ち込む。

10月27日

10年以上ぶりに会う友達と仕事の打ち合わせ。大学生の頃に一緒にライブをやったり野球をやったりした友達は、公務員で二児の父となりマイホームを買っていた。大学の時は昼飯を食う金がないと言って大学の中庭に咲いていたツツジの蜜を吸っていたというのに。武蔵野線の終電でゲロを吐いて、気まずくなって降りた駅から自転車を盗んで帰ったというのに。昔話をしてたら時が経つのも忘れ、ワインも2本空いた。人生いろいろだなぁと思った。

10月28日

二日酔いかなぁと思ったが、もらった魔法の薬で肝臓が元気だった。夜勤へ。当たり前だけど、夜勤の日はお酒を飲まない。休肝日なのだ。週に2回は休肝日って、なんて健康的なのだろう。

10月29日

元nano.RIPEのドラム青山友樹くんのお別れ会に小倉と行ってきた。まだ29才だった。いつか当たり前にまた会ってお酒を飲めると思っていた。彼が小倉に譲ってくれたハイハットを小倉は家宝のように大事に使っていて、これまでもこれからもウラニーノのリズムを刻んでくれると思う。渋谷の街を真っ黒い服で2人で歩きながら、忘れないよと思った。

10月30日

午前からリハーサルで、6時半に起きて8時前に家を出る。出勤か。ワンマンの準備で朝から夜までスタジオを押さえたが、1時頃には中だるみの時間を迎え、3時頃にはどちらが言い出すでもなく「もう大丈夫じゃないだろうか」という空気になり、片付けを始めた。ワンマンツアー、懐かしい曲たくさんやります。「この曲やるんだ!」って自分が一番驚いています。


それでは会場でお会いしましょう!ご予約、ぼくがiPhoneで逐一チェックしてるので、当日ギリギリまで大丈夫ですが、早めだと助かります!