やまい日報343「両思いになった時点で」

8月7日

岡山から東京モドリ。

ピストンしくじり先生に加え、大平ことおおちゃんも一緒に。アラフォーなのに車内の会話のレベルは終始中2だった。ピストンしくじり先生の情緒が不安定で、運転しながら突然泣き出し、見る見る速度が落ちていった。助手席で共感して一緒に泣いてあげたいところだったが、「スピード落ちてます。危ないので少しアクセル踏み込んでください」と冷徹な教習所の教官のようになってしまった。無事に帰宅。

8月8日

休みを取っていたのでゆっくりしようと思ったが、フットワークの軽すぎる山岸くんは思いつきで遠出。

片道2時間かけて日本一おいしいというモンブランを食べに。確かにめちゃくちゃおいしかったがモンブラン自体食べるのが人生で二度目くらいだったので、「これは日本一だ!」と言い切るには比較対象のデータが乏しかった。

ツアーより運転してしまった。

8月9日

夜勤。最近完全に朝型人間になり6時には起きているので22時くらいからもう眠かった。今さらであるが夜勤に向いていない。

8月10日

パイセンの誕生日。風間くんと待ち合わせ、湘南新宿ラインのグリーン車で缶ビールを飲みながら深谷へ向かった。

お墓でまた缶ビールを開けてパイセンと飲んだが、線香の火が全然つかなくて着火剤代わりにレシートを燃やし始めた先輩たちに、きっとパイセンは苦笑いしていたことだろう。

その後、実家にお邪魔し、パイセンのお父さんとお母さんと4人でパイセンのライブ動画を観ながら飲んだ。半年前、ぼくと風間くんは井田家で完全に飲みすぎてしまい東京にたどり着ける状態でなくなったため、救急外来に駆け込む勢いで深谷駅前のホテルに転がり込んだわけであるが、今回は意識を保ったまま東京へ。

帰りの電車もグリーン車に乗り、風間くんと最後のビールを開けた。夜勤でサウナでライブで飲み会でちょいちょい会う風間くんであるが、こうしてお墓に会いに行くことはやっぱり特別だと思った。しっかり生きてパイセンにまた会いに行こうと思った。

8月11日

西川口ハーツで村木さんの還暦イベント。お客さんからしたら「村木って誰?」に尽きると思うのだが、一言で言えばNACK5の偉い人である。最後にこの日のために出演者で作った「ムラキカンレキ」という曲を全員で演奏。お客さんが誰も村木さんを知らないということを逆手にとって、大合唱中に還暦くらいに見える関係ないおっさんを登壇させるという壮大なドッキリを仕掛けた。最後に本物の村木さんが登場し、「え、じゃああのおっさん誰だったの??」と誰もをモヤッとさせて終わりたかったのだが、イマイチうまくいかなかった。ダミー村木役をやらせたハーツのナベさんがすべったみたいになった。そこそこ偉い人の扱いとしては大変雑である。

この地元の4組で集まることはありそうでない。今度はダミー村木(ナベさん)のリアル還暦くらいにまたやりたいと思った。もちろん、曲は「ムラキ」のところを「ナベ」に変えて使い回す。

8月12日

昼から副業ロングシフト。すんごい忙しかった。

8月13日

休み。自由が丘でガレットなるものを食べた。

これで2,000円だと!?

隣のテーブルに座っていた自由が丘の意識高いセレブ女子のトークがどんどんヒートアップしてきて、聞きたくないのに耳に入って来てしまった。

「両思いになった時点で結婚か別れるかの結末しかない」

メンヘラおじさんの休日には刺激が強すぎるパワーワードであった。

誰がメンヘラおじさんだと?