やまぎ日報133

11月12日

取材で小倉と都内某所へ。完璧なオフィス街で、行き交う人は全員スーツの中、ミリタリーとスウェットパンツの我々は完全に浮いていた。その後、時間が空いたので事務所に顔を出して社長と世間話。よく考えたら時間つぶしでやめた社員がいきなり来るなんて、会社にとってそんな迷惑な話なさそうなもんであるが、意外と歓迎してくれる。その後新宿へ行き、鴻上尚史さんの舞台「地球防衛軍苦情処理係」を観劇。鴻上さん、数年前の舞台でウラニーノの「愛してる」を使ってくださって、それ以来毎回お誘いをいただき本当に嬉しい。今回も最高におもしろかった。どんどん引き込まれる演出に、思わず唸ってしまう。素晴らしかった。小倉によるとぼくらの席の前にGLAYのTAKUROさんがいたそうだが、全く気がつかなかった。


 

11月13日

夜勤。隔日で夜勤が続き、これを「飛び石連勤」と呼んでいる。

11月14日

健康診断。夜勤明けの体にバリウムを流し込む。検診中に忘れ物を取りに病衣のまま駐車場に走ったら、入院患者が脱走したと思われた。家に帰りバリウムを放出した後、急いで渋谷へ。取材と打ち合わせ。一度帰宅し洗濯物を取り込み、夜は最近ぼくの唯一の定期参加飲み会であるホッピー会へ。打ち上げもいいけど、気心の知れた同世代の友達と飲むために集まって飲むお酒はやっぱりおいしい。


この中に一人、終盤椅子に座り損ねて派手にひっくり返った人がいる。

11月15日

夜勤。夜中にすごい患者が運ばれて来て、パイセンと絶句してしまう。性癖は人の数ほどあるけれど、危ないことはしちゃダメだ。


 

11月16日

事務所の会長が最近全国で花火大会をプロデュースしており、浦安でQueenの音楽に合わせて花火を打ち上げまくるという。よかったらおいでと誘っていただき、花火マニアの姉を誘って二人で行ってきた。まるで野外フェスのような雰囲気の中、爆音でQueenの名曲が鳴り響き、それに合わせてこれでもかと花火が上がる。すごかった。帰りに姉と八丁堀の焼き鳥屋で久しぶりに2人で飲んだ。ウラニーノの活動に対していろいろと相談してアドバイスをもらったが、「あ、これ新卒の社員に言うこととまったく同じだわ」と言われ、ぼくは40手前にして新卒社員と同じメンタルなのかと凹んだ。がんばろうと思った。

11月17日

夜勤。