やまぎ日報366「言ってみれば初期ウラニーノ」

1月15日

夜勤。被災地で車中泊で亡くなった方もいるというニュースを聞いて、いつも車中泊の私はみんなに心配された。みんな「第一発見者になりたくない」とのことだった。

1月16日

ピストン大橋メンバーと19日のライブのリハーサル。お忙しい公務員様のために、千葉県柏市のピストン先生の職場近くのスタジオに集合。群馬からの小倉ドラマーはもはやツアーである。ひたすら笑ってちょっと合わせて、やる意味あったか?と思うような2時間であったが、きっとあったのだろう。3人とも早く帰りたいオーラを出し、決して「ごはんでも食べてく?」などとはならず、速やかに解散。これもある意味グルーヴ。


後日、私のポーズの意味に気づいたピストン先生からクレームが入った。

 

1月17日

休み。荷物を軽くしたのにコートが重すぎてき着ているだけで肩が凝った。充実した楽しい一日だった。

1月18日

渋谷でレコーディングのミックスチェック。スピーカーのど正面の特等席にドカンとエラそーに座らせてもらうが、コンプのリリースがどうとか波形の何ヘルツがどうとか、飛び交うエンジニアさんたちのマニアックな話にまったくついていけず、「うんうん」とさもわかったように頷きながら全然わかっていなかった。詳しいことはよくわからなくても仕上がりが素晴らしいことはわかる。

完成したミックスを聴きながら、夕方からシフトイン。

1月19日

吉祥寺Planet Kでライブ。ラヂカセとステファンソングスと。ウラニーノのベースは11年前に弊社を懲戒処分となったピストン大橋メンバー。出会った頃4人だったラヂカセは、3人になったり2人になったりして今は5人。そして今のライブが素晴らしい。町田さんと堀越さんが一緒に並んでいるステファンソングスは、20年前にバンジーと対バンした我々として感慨深いものがあった。ドラムがircleのケイトというのも、我々にとってはこれまた感慨深い。素晴らしい夜だった。

我々は、全てを失う覚悟でステージに上がったバキバキの公務員と共に、コンプライアンスアウトの「縦笛ハンター」を久しぶりに実演。リコーダーレロレロをエアーで怪演した大橋メンバーは、段ボールで作成した千葉県教育委員会相談窓口の電話番号を十字架のように背負ってベースを弾いた。


実家で発掘した10年以上前のチェキのカメラがまだ使えるか試し撮り。物販にそっと置いてみたが問い合わせは0件であった。

 

1月20日

病院のシフトが3人体制のところ1人しかいないという緊急事態に、「山岸さんと風間さんしかなんとかできる人はいない」と泣きつかれ、風間くんと穴を埋めた。バンドも他の仕事もしてない他の連中の方が絶対入れるだろ…。

 

1月21日

昼から夜中までロングシフト。でかいミスをしてしまい、上司に「性格的にきっちりルールを守るのが苦手で…」と弱々しい尾崎豊みたいな言い訳をしてしまった。