やまぎ日報124

9月10日

THE 夜勤。

9月11日

レコーディング最終日。


しあわせが1フレーズのベースを録るために来てくれた。40秒で終わった。せっかく来てもらって申し訳ないのでコーラスも入れてもらう。しあわせの声が入るだけでなんだか幸せな曲になった気がする。ぼくは暗示にかかりやすい。

そしてしあわせが大塚に出勤した後、最後の曲のギターとボーカルを入れる。そしてゲリラ豪雨の中を群馬から疾走中の小倉を待ち、最後は2人でコーラスを録る。たくさんで歌ってる雰囲気を出したかったのだが、2人しかいないもので、2人で何回も重ねる。メンバーが少ないとこういう時さみしい。

9月12日

西川口ハーツでライブ。前田大志くんに呼んでもらい、岩船くんとスリーマン。大志くんも岩船くんも、こんな先輩を誘ってくれるなんて本当に嬉しいやら申し訳ないやら。我々は「怒られないようなライブをする」と誓う。後輩に怒られるのは先輩に怒られるより精神的ダメージが大きい。しかし、2曲目で事件が起きる。18年バンドをやってきてステージであそこまでツボってしまったのは初めてである。笑って歌えなくなる。客席も同様に笑って曲を聴くどころではなかったようなので、まぁよかった。ぼくは小倉が恐ろしい。

十一人組手というタイトルどおり、アンコールで「とりゃー」とステージに乱入して大志くんと組手でもしようかと思ったが、彼はガチで格闘技をやっているのできっとぶっ飛ばされて終わっただろう。


ハーツ3世代。ライブハウスの歴史はこうして積み重なっていくのだなぁ。

9月13日

早朝から某音響会社のバイトで某高校の文化祭のステージの仕込みに。ぼくは主に機材搬入と、高校生のバンドのリハーサルを手伝う。アンプ直でボリュームフルテンの女子高生ギタリストがいて、中音は崩壊していたがその若さと心意気には感動した。感動しつつ、「他の人に音量合わせようか」と諭して、ボリュームを下げてもらった。ぼくはつまらない大人になってしまったのだろうか。

バイトから帰り、新宿で開催された「ホッピーの会」に参加。最近ぼくの師匠でもある秦千香子先生、つばきの岡本ナオコマン、カミナリグモのゴマちゃん。みんな最近ホッピーにはまっているらしい。同世代の4人でとても楽しかった。


あかちゃんの時に会った秦千香子Jr.がすっかり大きくなっていた。そしてホッピーがビールよりおいしいと思ってしまった。いよいよ完成されたおっさんに近づいてきたなと思った。

9月14日

八王子で餃子ライブに二度目の出場。このイベントにはマストと思われたしあわせが仕事の都合で今回無念の辞退。二人で参加となった。前回は餃子が足りなくなり開催中止となった早食い大会も行われた。餃子15個を何秒で食べられるかを競っていたが、みんな驚くべき速さだった。ぼくだったら半日はかかるだろう。ライブでは餃子にちなんで今日ならではの曲をカバーしたいなと思って楽屋で練習したMISIAの「包み込むように」を少し歌った。

そしてオープニングで川村いさみさんとコラボしていたパフォーマーのアロハちゃんがあまりにも素敵だったので、「ぼくらともコラボってもらえませんか?」と無茶ブリをしたらなんと快諾してくれて、「ファーマーの長男」で踊ってくれた。これまでで一番多幸感あふれるファーマーの長男だった。


アロハちゃんありがとーう!

そしてご当地餃子の曲を作り続け餃子の曲だけでアルバムも数枚出しているという川村さんの「餃子ギター」(32万円!!)を持たせてもらった。


座って弾けない。スタンドに立たない。弾きづらい。見事に3拍子揃ったギターだった。

ちなみにこの写真を撮ってるところ。


次こそしあわせを連れてこよう。ぼくはといえば、普通に餃子定食で出てくるくらいの量を食べた。おいしかった。

9月15日

夜、中目黒で打ち合わせ。久しぶりにお会いするギョーカイのおじさんの人間力と商売魂に圧倒される。

9月16日

作業用のパソコンは相変わらず入院中だが、どうしてもやりたい作業があったのでノートパソコンの方に作曲ソフトを入れてみたら意外とできた。1日部屋にこもって作業をして、ついにレコーディングが終わった(と、思う)。