やまぎ日報390「癒しを求めて」

7月1日

胃腸炎からようやく復帰。夜勤に返り咲く。体調が悪いからではなく、翌日遊びに出かけるからという理由で早退させてもらう。

 

7月2日

病み上がりには心身ともに癒しが必要と思い、避暑地へ。とにかくモフモフしたものに癒されたい。


なんとなくカピバラとは打ち解けることができた。


胃腸炎からの復帰にしてはいきなりハードだった。寝起きでバンジーくらい胃がビックリしていた。

温泉が気持ちよかった。完全に湯治。

 

7月3日

俗世を離れ牧場へ。


うさぎをお散歩できるというので。

「引っ張られるとうさぎさん苦しいので走っても引っ張らないように」と飼育係のお兄さんに言われたので、


食らいつくのに必死であった。

他にもうさぎを散歩をさせている若い女性がいて、私のうさぎがその女性のうさぎに積極的に絡み、あろうことか背後に回り込み何かをおっ始めようとしているので、それはもうヒヤヒヤであった。


拾い画であるが、やはりそうらしい。恐ろしい。

帰りに群馬に寄り、俗世で働いてきた小倉くんに高原のクラフトビール渡してラジオ録って帰宅。

 

7月4日

パスポートを取得。もう写真の顔から不安が滲み出ている。夕方から副業。

 

7月5日

夜勤。医療費が高いだなんだと難癖をつけ支払いを拒否するワガママ患者に久しぶりにブチ切れそうになった。「そんなに文句あるなら来なくていいから勝手に死んでくれ…」と喉元まで出かかった。私は牧場で過ごしたい。

 

7月6日

ウラニーノで高円寺。久しぶりの高円寺は相変わらずヒッピーみたいな若者がウロウロしておりジャンキーであった。好きか嫌いかで言ったら嫌いである。リハーサルに外国人の若者がフラっと入ってきてビールを飲みながら見学して行った。その感じはとても好きであった。

ジ・エイト、植木さんの新しいバンド。先輩なのに溢れ出る初期衝動と、植木さんの少年のような姿に、グッと来るものがあった。弾けるような笑顔で歌っていたと思ったらMCで急に泣き出すし(笑)、情緒の不安定さも含めて植木さん最高だった。

自分のライブはドラムの音しか聞こえなかったが、それもこれも全部含めて高円寺。いい夜だった。

 

7月7日

早起きして選挙行って、昼からロングシフト。「8時間労働は長い」とあまったれたことをブツブツ言いながら働いたが、終わってみたら「8時間働くと達成感があるね!」とゴキゲンに帰ってっきた私は心底おめでたい人間だと思った。