やまぎ日報350「需要と供給のバランス」

9月25日

吉祥寺プラケーで町田さんとラヂカセひでくんと弾き語りでスリーマン。気心の知れた先輩と後輩と、楽しい夜だった。ソロではウラニーノではやらない曲や新曲などいろいろやっているのだが、ウラニーノに比べるとお客さんが少ない。このままだと続けられないと思った。

9月26日

歯医者。歯科衛生士さんに「山岸さん、とてもよく磨けています!」とやたら褒められた。こんなに人に褒めてもらえるということが久しぶりだったからか、ちょっと泣きそうになった。私はメンタルを病んでいるのだろうか。

9月27日

ラジオを録ってから夜勤。同僚が休憩室で何やらゴソゴソと探し物をしている。どうやら私が断捨離の際に「絶対これいらんやつやろ」と思って捨ててしまったものが同僚の私物だったようだ。「どこいったんですかねぇ」ととぼけながら、Amazonで同じものをこっそりポチった。「絶対いらんやつやろ」と思いながら。

9月28日

ラジオを編集して納品。夕方からシフトイン。

9月29日

久しぶりのサウナ会。今回はいつものサウナではなく、最近改装されたサウナへ。ここの新目玉「灼熱爆風オートロウリュ」が完全に悪ノリレベルで、罰ゲームのように熱いのだ。経験者のぼくとロンドンはカザマくんを連れ込み、カザマくんが熱波に悶え苦しむ姿を見て「笑ってはいけないサウナ」状態となった。サウナ後に山岸家に2人をお招きし、家で飲んだ。なぜかBGMで「お正月ベスト」というプレイリストを流しながら日本酒を飲んだ。外に出たら満月だった。なんか、日本人でよかったと思った。


ロンドンはチャリでうちに来た。友達がチャリで家に遊びに来るって、高校生みたいでなんかいいなと思った。

9月30日

夜勤。法に触れるレベルではなかろうかと思うほど寝た。少なくとも就業規則という法には触れていると思う。20年働いても時給が上がらないから、できるだけ寝て稼働時間を少なくし、自ら時給を上げてやるのだ。倍くらいにはなってるはず。

10月1日

昼からロングシフト。働いて3年。一度も引き当てたことのない案件を引き当て、立ち尽くしてしまった。人は為す術がないと本当に立ち尽くすのだなと思った。開き直って上司に「すみません、1ミリもわかりません」と言って助けてもらった。

需要と供給のバランスはつくづく難しい。仕事も需要がなければ成立しないし、音楽も需要がなければ続けられない。そして人間関係も。供給過多にならないように気をつけようと思った。