やまぎ日報341 「反省するけど後悔はしない」

7月24日

1回帰宅して夕方からの夜勤に備える。日勤の職員さんに「毎日いるよね?」と言われ、「そうですか?」ととぼけたが、実際のところ毎日いる。同僚が激しいクレームを受け漫画のような汗をかいていたので、フォローするつもりで「前回対応した人の案内が悪かったのかもね」と慰めたが、書類上確認したところ前回対応したのも彼だった。自業自得と言わざるをえない。

7月25日

夜勤2連勤明けで健康診断。こんな満身創痍でいい数値が出るわけないと思いながら受けた検査は、すべて完全なる健康体であった。


たぶん新人の看護師さんが歓喜するような、採血しやすい腕だと思う。

バリウムを飲むとご褒美に近所の高級寿司屋のランチ券がもらえるという謎のシステム。


自分のお金では決して来れなそうなカウンターの寿司屋である。注文はタッチパネル式じゃないし、びっくらポンもない。すでに下剤が効き始め第一波の予兆を感じていたが、タダでおいしいお寿司をいただいた上にトイレにバリウムを放出して帰るなんてできないと思い、我慢した。帰宅してめでたくバリウムを放出。

7月26日

ようやく休日。しかし、朝からトイレでバリウムが流れず対応に追われ、自分の体内から出たものにメンタルをやられる。気を取り直してサウナへ行き、午後からいつものコンビニでラジオ収録。学校の帰りかと思っていた小倉先生はすでに夏休みであり、10分のラジオを録るために2時間かけてわざわざ群馬からやってきた。「今日休みなんですよ」、「おや、おたくもですか?ワタクシもなんですよ」と実に呑気なラジオ収録が始まった。久しぶりにのんびりと過ごした一日であった。

7月27日

先輩が出演している舞台を観に調布まで。


ベテランの役者の皆さんの安定感のあるお芝居素晴らしかった。終わって急いで帰宅し夕方から副業にシフトイン。

7月28日

夜勤だというのに6時に起きて活動してしまう。自転車の錆を落とそうと急に思い立ち、いても立ってもいられなくなり、自転車屋さんとホームセンターをハシゴ。気になるととことん気になっちゃうのはAB型の特性なのかただの私の性格か。夕方から夜勤。別の病院からFAXを送ってもらうことになり、先方の受付の人とやりとりしていたら、送られてきたFAXの宛名に「山岸先生御机下」と書かれていた。完全に医者と間違えている。さんざん私は受付だと言ったのに。

7月29日

夜勤明けでホームセンターとイオン。買ったものは錆び取り溶液と、鮭の切り身。

7月30日

昼からロングシフト。上司が私のミスを指摘し「今回は見なかったことにします」と言った。「じゃあ私は聞かなかったことにしよう」と思った。全然反省してない。「反省はするけど後悔はしない」という生き方が理想だなと思いつつ、実際のところ反省しないで後悔ばかりしてるなと思った。実に人間らしい。