やまぎ日報247

12月6日

夜勤。前半休憩。本を読んでたら眠くなるだろうと思っていたら目がランランとしてきてしまい、ならば筋トレでもしたら眠くなるかと思い、休憩室で夜な夜な筋トレを行うストイックな事務員となる。

12月7日

帰宅してシャワー浴びて頼まれているピアノの仕事をちょろっとして、冷やかし程度にベッドに入り寝たか寝てないかくらいのタイミングでムクリと起き上がり副業へ。帰って料理しようと思っていたがザンギョーで力尽きコンビニで買って帰る。

12月8日

ラジオ収録からの、夜勤。ベテラン3人の鉄壁のシフトだったが、暇だったため贅沢な駒の無駄遣いとなった。

12月9日

ラジオ編集して送って、副業。残業は免れる。帰ってごはん作って晩酌。今観ているドラマの満島ひかりさんが美しい。演技も素晴らしい。

12月10日

久しぶりの休み。とはいえワンマンの準備を急ピッチで進める。そしてブーツのソールが剥がれたので近くのショッピングモールの靴修理に持っていく。預けて1〜2週間かかると思ったら、暇そうな店員の兄ちゃんが「1時間くらいあればやっちゃいます」と言う。ならば待ってますとモールをブラブラするも、物欲がなく買い物もいまいちテンションが上がらない。結局寿司屋で4皿食べて時間をつぶす。寿司一貫に何分かけたのだろう。結果、のんびりとできた休日であった。

12月11日

武蔵野音楽祭。キャプテンズを見るために早めに吉祥寺へ。コロナ禍で黄色い歓声がなく拍手だけのキャプテンズは、伝統芸能を見るようでそれはそれでとてもよかった。そしてウラニーノ。小倉が客席にいる傷彦さんをいじったら、なんと客席から薔薇を渡された。ステージから客席に渡すのはよく見るが、逆は初めて見た。「こんなん、なんぼあってもいいですからね」と薔薇を受け取った。

出番後、傷彦さんとテッドさんと小倉と4人でお茶をした。

案の定、傷彦さんはタロットを取り出し、頼んでもいないのにぼくの運勢を占った。そして「近い将来大きなトラブル」という嫌がらせのようなカードをめくり、「お大事に」と去っていった。友達との再会が実に嬉しい一日であった。

12月12日

半藤一利氏の名著「日本のいちばん長い日」が終戦記念日なら、「やまぎのいちばん楽しい日」は年末恒例ウラニーノ大感謝祭である。個性豊かなゲストをどう生かすか、演出の腕が試される一日でもある。リハができずぶっつけ本番なため、ひたすら段取りを事前にLINEグループで共有。あとは歴戦の猛者どものポテンシャルと、長い付き合いが成せる阿吽の呼吸に賭ける。時は来た。それだけだ!

リハと同時に進行する物販セッティング。物販だけはホールアーティスト級の品揃え。さらに野菜が並べば、そこはもうライブハウスのエントランスではなく道の駅!

年末恒例「笑ってはいけないえら呼吸」で躍動する表現者しあわせ。コンテンポラリーダンスというよりは、大衆演劇の大立ち回りである。

アンコール、「真面目な曲だからチョケるなよ」と釘を刺しておいたらこの表情である。チョケるよりおもしろくなってしまったではないか。主張が強すぎてくっきり写りすぎた心霊写真状態。

ハタチそこそこで出会って、みんなアラフォー。大好きな仲間。今年もやはり「やまぎのいちばん楽しい日」であった。友達にスタッフさんにお客さんに、文字通りの大感謝。