やまぎ日報223|ボーカル山岸日記 音楽だけは５!!

6月25日

夜勤前にエフエム愛媛に電話生出演。テーマは根に持っていること。このテーマを振られたことに個人的にヒヤッとする。根に持つのはよくない。どんどん水に流していく人生でありたい。夜勤。

6月26日

舞台を観に横浜へ。練肉工房の「盲人達」。現代芸術、昼公演、夜勤明け。もう、寝る条件しか揃っていない。しかし始まってみたらそのわけのわからなさと不気味さに圧倒され寝るのも忘れていた。

舞台中央で最初から椅子に座って一切動かずセリフも言わずの人が、どのタイミングで動き出して芝居に関わってくるのかと思ったら、結局動かないまま公演が終わってしまった。聞けばその人が人間国宝クラスの一番すごい人らしい。1時間半何もせずに座っていることが仕事。誰も患者が来ない時のぼくの夜勤と同じである。しかし時給換算したらギャラはおそらくぼくの100倍どころではないだろう。人間国宝おそるべし。

終わった後、誘ってくれた現役高校教師の佐野先生と缶ビールを買って山下公園で飲んだ。海風を浴びながら飲む缶ビールはおいしかった。佐野先生の豊富な知識と深い考察力。こんなにいつまでも話を聞いていたいと思える人はそういない。実に楽しかった。

ちなみに佐野先生の元教え子という20代のかわいらしい女性も一緒で、おっさん2人のマニアックな話を終始にこやかに聞いてくれてとてもいい子だった。しかし、高校教師と元教え子と聞いてなんだかエロい妄想をしてしまった自分が情けなくて、二人を見送った後横浜港に身を投げようかと本気で思った。

6月27日

副業。ヒマだったので隣にいた同僚とサウナあるあるを話す。サウナあるあるを言いたい。早く言いたい。夜はファニコン内で配信「やまぎラジオ」。深夜ラジオみたいでとても楽しかった。週一くらいでやろうと思った。ファニコンの顧客満足度を上げ新規会員を獲得するためには何をすればいいかずっと考えている。姉に経営学でも指南してもらいたい。

6月28日

無駄に早起きをしてしまう。年齢のせいか。早起きは三文の得と言うが、早く起きてできた時間でネットショッピングをしてしまい三文以上の出費があった気がする。夜勤。

6月29日

副業の職場はしっかりした会社なので、上司が他のスタッフの前でぼくがワクチンを打ったことをちょろっと口走っただけで「個人情報でした。すみません」と謝罪を受けた。こちらは自ら言いふらしてるから気にしないし、それどころか受けてない人たちに対してステージから思い切りマウントを取っているとはさすがに言えなかった。

※今回登場した佐野先生とは「中年花火」のMVで岡本役で出演してくれたこの人である。