やまぎ日報109 〜アコフェス編〜

7月6日

森林公園でアコフェス。埼玉育ちとしては森林公園のいろんな意味での破壊力は知っているつもりだったが、久しぶりに行ったら想像を超えていた。とにかくデカいのだ。東京ドーム60個分という広大さ。そこで行われる野外フェスと言ったら、想像されるのはウッドストックみたいな規模である。


じゃーん!これが我々のステージ!あふれるDIY感!オーガニック派の女性シンガーが白系のふわっとした服着て裸足で歌ったら完璧に絵になる!しかしここに立つのは全員ロックなおっさん!


この壮大さ。絶対どこかにトトロいる。トトロいたもん!!

会場には3つのステージがあって、ステージの大きさはここが一番小さかったのだが、ある意味ここが一番大きかった。なぜなら、もはや境目がないのだ。


ほら。町田さんはあんなに遠くに行ってしまった。演奏中に大自然の中に走り去った人を、ぼくは未だかつて知らない。町田さんは「森に還る」というパフォーマンスによって、現代社会への深いアンチテーゼを表現したのかもしれない。そんなわけはない。

ウラニーノもずいぶん好き放題やってしまった。そしてアンコールでは、


森から無事に帰ってきた町田さんがドラムを叩いてくれた。

出番前も出番後もみんなの素晴らしいステージを心から楽しんだ。本当に素晴らしいフェスだった。


モルタルのやまさん、そして芝生ステージの音響やってくれたイダパイセンとミカシュンも本当にありがとう!

そういえば搬出の時、イダパイセンが「やまぎさん…これ落ちてました」とまるで賄賂を渡すかのように周囲の目を気にしながら紙切れを渡してきた。なんとぼくの夜勤の給料明細だった。いつのまにかリュックから落ちていたのだ。この大自然の中で、たまたま同じバイトのイダパイセンが拾ってくれたという奇跡に感謝した。神様はいる。トトロも、いる。