やまぎ日報7

5月12日

武蔵野音楽祭。サポートベース、しあわせ。サーキットフェス仕様のセットリスト5曲を演奏したが、なんと小倉範彦は5曲中2曲がほぼボイパだった。誰よりもドラムが好きで毎日一生懸命練習している男が、「叩かない」というパフォーマンス。血の滲むようような練習を重ねた結果、5打席連続敬遠で一度もバットを振らせてもらえなかった甲子園の松井選手を思い出した。大きく違う点は、小倉選手は自分の意思なんだけど。

たくさん集まっていただき嬉しかったです。武蔵野音楽祭、素晴らしいフェスです。来年も出たい。

あ、登場するなりMCで「こんばんは。ザ・マスミサイルです」と嘘をついてすみませんでした。

5月13日

母の日。花束を買って実家に帰った。夕食でも一緒に食べようと、近所のわりといいレストランに行った。今日は払わせてねと言っていたのに、トイレに行っている間に父が払ってしまった。「いやいやいや!!」と一瞬お財布を出したけどすぐに引っ込めてしまったぼくを、ロックンロールで殺してください。

5月14日

バイト。職場がだいぶ荒んできた。最近入った若い女の子が仕事中に急に受付の電話に駆け寄ってきて、「ああ、幻聴か…」とつぶやいた。心配になった。昨夜ずいぶん泣いたようで目が腫れていた。よくあるバンドマンみたいに、いきなり飛んだりしないといいなと思う。若い人には心身ともに健康でいてほしいと思った。