やまぎ日報53

9月24日

デモ作り。我ながら変な歌詞だ。歌いながら、「いったい自分は真剣に何を歌っているんだろう」と冷静になり吹き出しそうになる。「また終着駅みたいな曲も作りたいな」と言ったら、「就活日記みたいな曲?」と聞き返された。ひどい聞き間違いだ。そういうリアルな曲も書けそうだけれども。

9月25日

嬉し恥ずかし給料日。朝帰りなんかよりよほど嬉しいし、金額は恥ずかしい。最近お金の計算ばかりしている。いい意味で。必要なことだ。

9月26日

雨。雨の日はバイトがひまでよろしい。雨を理由に来るのをやめるくらいなら、晴れていてもこないでほしいと思う。救急はあくまで救急であり、「夜もやっている病院」ではないのだ。夜中に病院にかかってもいいことはないぞ。高いし、たいした検査もできないし、薬も1日分しか出ないし、昼間にもう一度来てくださいと言われるだけだし、何より受付がバンドマンだぞ。

9月27日

しあわせニーノのリハーサル。リハ後に今後の打ち合わせがあると言ったら、しあわせは「じゃあ待ってる間お風呂でも行ってくるね」とスタジオの最寄りの銭湯に行ってしまった。打ち合わせは何のこともなく30分ほどで終わったが、しあわせはサウナを楽しんでいるようで帰ってこない。「しあわせ待ち」という謎の時間が生まれる。しあわせは待っていてもやってくるものではない。自分の手ででつかみに行かなくちゃ。とは言うが、待つしかない。ずいぶんさっぱりした顔で帰ってきたしあわせと、恒例のラーメンを食べに。もとのラーメンの原型を留めていないくらいにいろいろトッピングをして、自ら二郎系にカスタマイズしたしあわせは、とても満足した表情で帰って行った。しかし、どうも満足していなかったようで、ぼくが帰った後にミニストップでソフトクリームをぺろりと食べたらしい。10月2日のライブは「途中参加」という新しい形でサポートしてくれます。

たまたま昔の写真が出てきて、2012年のしあわせがずいぶん痩せていることに気づいた。


2012年。シュッとしている。ヒゲは変だ。

 


2018年。