やまぎ日報26

7月18日

バイト先で経営者にたて突いてしまい、そのままクビになった。「社会人としての基本がないと言われちゃったよ」と家族に愚痴ったら、「自分であると思ってたの?」と言われた。確かにそうだ。もともとこういう人間なのだ。しかし、これまでどんなバイト先でもトラブルなく比較的重宝されてきたぼくが、爆発するほどの職場だったのだ。クビになってこれでようやく本来の真っ当なバンドマンに戻れる。これでよかった。

7月19日

病院へ行って検査結果を聞く。対症療法しかないと言われた。処方箋は破って捨てた。

7月20日

久しぶりにゆっくり眠れた。思えば一番遠くに住んでいるのに誰よりも早く職場につき、遅刻も一度もしなかった。よくやっていたものだと思う。日がな1日読書をして過ごした。体重がだいぶ減っていた。白髪も増えてた。いきなり辞めることになってしまったことを同僚(おっさん2人)に詫びたら、最大限の理解をしてくれて「これからもよろしく」と言ってくれた。救われた気がした。

夜、東京に来ている傷彦さんと片山さんと会った。久しぶりに揃った3人で、飲みながら近況を報告しあい、今年の三つ巴について話しあった。そして2人にぼくの人生相談に乗ってもらい、進むべき道はタロットで占ってもらった。

7月21日

西永福にできたJAMに、outside yoshinoと踊ろうマチルダのツーマンを見に行ってきた。どちらも素晴らしかった。残業の時間も読めずライブに行くこともできてなかったなぁと思いながら、吉野さんがギターをかきむしりながら絶叫する姿を最前列で見ていたら、涙が出てきた。また観たいライブをたくさん観に行こう。その後、ふらりと下北のQueに行ってみた。そこには当たり前に迎えてくれる居心地のいいライブハウスがあった。

毎日楽しい。