8月12日
池袋でブクロックフェス。主催は、Admのオーナーで私の大学の先輩でもあるバックドロップシンデレラのわたるさん。昔から度々発言しているが、私は池袋という街が苦手である。しかし私が出演したロワンディシーというバーは、進さんやロンドン、銀幕さんといった馴染みの仲間がいて大変居心地がよかった。お客さんもたくさん入ってくれて、初めて池袋を好きになりかけた。
しかし帰り際にわたるさんに挨拶をしに寄ったAdmは相変わらず治安の悪さとアングラ感が漂い、そこに君臨するわたるさんは、ならず者たちを束ねるラスボスのようであった。池袋は苦手と言いながら、「やっぱり池袋はこうじゃなくっちゃ」とどこか嬉しい自分がいた。
銀幕さんとバーで2人で炭酸水を飲むという素敵な夜を過ごし、ロンドンとサウナに行って健康的に帰宅。
8月13日
夜勤。新人さんが入り研修が始まる。まともなマニュアルが存在しない我々の職場は、研修はすべて口伝という忍者の組織のような研修が行われる。他人に甘く自分にも甘い私が研修に向いているかどうかは疑問ではあるが、辞めないように辞めないように甘やかして育てようと思う。
8月14日
小倉くんとラジオ録った後、夜勤連勤。最近アウトドア用の組み立て式のベッドを職場に持ち込んで寝ている。ランタンでも灯せば気分はキャンプである。時給が発生するキャンプなんてなかなか素敵である。病院内だけど。
8月15日
夜勤2連勤明けで昼から美容室へ。シャンプーをしてくれた女の子がしきりに「このシャンプーいいんですよー」と奨めてくる。「ほうほう、いいですね」とテキトーに相槌を打っていたが、会計の際に件のシャンプーが用意されていた。「買う」とは一言も言っていないが、「買わない」とも言っていない。いらないとは言えず流れで買ってしまった。私は「No」と言えない日本人。夕方からシフトイン。ヘロヘロで帰宅。
8月16日
台風接近につき、せっかくの休みだが家に引きこもる。名作と名高いゲーム「MOTHER2」が発売30周年ということで急にプレイしてみたくなり、スーファミを引っ張り出しなぜか冒険を始めている。30年前の14歳の時にはスルーしたのに44歳で手を出すとは。結局台風の影響はさほど感じず、ただただニートな一日を過ごした。
8月17日
昼から副業ロングシフト。休憩室で休憩していたら同僚の方に「山岸さん、韓国のお土産ありがとうございました!」と声をかけられた。人違いをしているなという発想の前に、自分が韓国に行った世界線が存在したのではないかということを先に疑ってしまった私は、我ながらだいぶオカルティック。
8月18日
西川口ハーツでウラニーノ。主催はハーツなのだが、終始「YKJさん、呼んでくれてありがとう」な空気が漂っていた。最終的にはYKJも、なんなら主催したハーツ店長でさえも、YKJ主催だと思っていたのではないだろうか。アンコールではYKJのステージに呼ばれ、みんなでセッション。ジャージにJA共済のキャップというスタイルの小倉が、初めましてのMUSIQUAさん、ioriteさんに「もっと前来て!ほらほら!」と指示を出しながら立ち回る姿は、完全に町内会の夏祭りのステージに乱入してしまった地元のおじさんであった。
立ち姿が主催以外の何者でもない。YKJさん、マジで呼んでくれてありがとう。いい夜だった。