やまぎ日報355「人間はそう簡単には倒れない」

10月30日

休み。どこか遠くへでも行ってみようと思っていたら昼になり、結局サウナ行って洗車して終わった。普通のおじさんの休日になってしまった。

10月31日

豪徳寺リーフルームで小関峻くんとツーマン。

10年近く前、上野で小関くんが路上ライブをしているところに飲み会帰りの私が缶ビール片手に絡んだのが出会いであった。我ながら最低である。しかし小関くんはそれを機にウラニーノを聴いてくれて、ライブにまで来てくれた。

そして初めてのツーマン。そう考えると感慨深かった。小関くんがとても褒めてくれるものだから、自己肯定感が上がった。

昭和っぽく白黒にしてみた。おそらく平成生まれの小関くんは完全に「昭和巻き込まれ事故」である。

私は令和フォークソング部の部長に就任した。愛すべき副部長と共にこのイベントを続けようと思った。小関くん、本当にありがとう。

11月1日

夜勤。平和だったのに最後の最後にレジ締めで同僚がお金を盛大にぶちまけ、一枚、二枚…と四谷怪談のように恨み節を唱えながら小銭をみんなで数えた。

11月2日

夜勤から帰りシャワーだけ浴びて家を飛び出し渋谷のレコーディングスタジオへ。家の滞在時間は30分にも満たなかった。慌ててスタジオに駆けつけたが、スタジオでは実にのんびりとした時間が流れていた。夕方からシフトイン。さすがに倒れるかと思った。が、倒れなかった。人間はそう簡単には倒れない。

11月3日

夜勤。3人体制のはずが人員不足で2人で回さなければならず、ブーブー言いながら働いた。翌朝出勤してきたボスに、「一人足りなくて満身創痍で働いた感」を出しておいた。実際は、ぶっちゃけ3人いたらいたで持て余すほど暇であった。

11月4日

昼からショートでシフトイン。帰ってきて飲みながら日本シリーズで阪神の優勝を見届けようと思ったら、負けてしまった。「自分が見ると負ける」と思ってしまうのは野球観戦あるあるだと思うが、よく考えたらてめぇ一人の視聴率で勝敗が左右するなどとはとんだ自意識過剰である。

11月5日

昼からショートイン。夕方までのはずだったが、なんだかえらいクレーム案件を引き当ててしまい、たっぷりザンギョーをした。

最近は人が休んでいる間に思い切り働き、人が働いている間に思い切り休むのがパターン化している。

3連休はしっかり働いた。明日はしっかり休む。