やまぎ日報122

8月29日

これだけ高知に来るとひろめ市場でカツオを食べるのもマンネリ化してきたので、なんかいいお昼ないかなと思ってウロウロしていたら、エフエム高知の岡本さんがすぐ近くのラーメン屋にいたので合流した。


岡本さんが学生の頃からあって、今でも週3回は来るという、まさに地元のソウルフード。こういう店に来たかった。岡本さんと別れ町をふらふらしているとオフの傷彦、オフ彦に会う。最近傷彦とオフ彦があまり変わらない気がする。

木曜日はFM高知の青春スピーカーの日。3人でスタジオに押しかけ生出演。傷彦さばきの名手と名高い岡本さんに、「派手目のローディー」と呼ばれて喜ぶ傷様。M男なのだろうか…。

1ヶ月ぶりの高知ri:ver。上からステージがのぞきこめる構造のri:ver。


ステージでイチャイチャする2人。ローディーと言われたのでチューニングを手伝っているらしい。こんな距離の近いローディーやだ。そしてなぜかまた誕生日を祝われる。これは祝われているのではなくいじられているのだと気づき始める。

8月30日

高松へ。着くなりうどん屋へ。片山さんは昔誰かに「うどんは喉ごし。飲むものだ」と入れ知恵されてから、うどんは噛まずに飲むらしい。それゆえに異常に食べるのが早く、注文した天ぷらが届く前にうどんを飲み終わってしまった。

ラフハウス、アンコールではまたバースデイサプライズ。もう1週間経っている。なんとお客さんがケーキを用意してくださって、演者の悪ノリがいよいよお客さんを巻き込んだ壮大なプロジェクトになりつつあることを感じる。

本編の後に「おかわりライブ」という名の長尺のアンコール。本編も合わせて3時間半。お客さんが全員帰った後、ラフハウスカウンターでグッタリしていると、関係者向けの2度目のおかわりライブが始まった。


どんだけ元気なんだこの人は…

さすがに疲れもピークに達し、ぼくは打ち上げはパスしてホテルで一人打ち上げ。


もう何を食べたいのかもわからず、数あるコンビニのメニューから納豆とゆで卵を買い、2本目のハイボールを飲んでいる途中で力尽きて意識を失った。後で聞いたら片山さんもパンを2口食べたところで力尽きたらしい。珍道中なんてのんきなものではない。おっさんたちが身を削っている。

8月31日

大阪へ。早く着いたのでランチでもしようとテキトーに入ったお店が、席についてメニューを見たら異常に高く、「やっぱりいいです、すみません」と言って退店する。これぞ珍道中である。
ハウリンバー、たくさんお客さん来てくれて満員、ありがたかった。アンコールでは片山さんが何か段取りを忘れているようで、傷彦さんが何やらヤキモキしている。ぼくは何も知らされていないが、「片山さん、そこでハッピーバースデー歌うんでしょ!」と、内心気づいている。サプライズされる方が段取りを把握し仕掛け人が忘れているという、もうよくわからない状況になっている。そして5度目のサプライズ。もうこれはバースデイハラスメントという新たな嫌がらせである。「誕生日キャラ」という謎のポジションを確立してしまった。しかし、ここで本当のサプライズ。ハウリンバーのつるさんがオムライスにろうそくを立てて持ってきてくれたのだ。これは本当にサプライズだった。「39」のろうそくは岡山から使い続けてだいぶ溶けかけたヴィンテージだったけど。

無事に終わって傷彦さんと2人で東京へ。モンスターとレッドブルとメガシャキをドーピングしたら少しも眠くならずに東京まで帰ってこれた。車を駐車場に停め、ゾンビみたいにフラフラとコンビニに向かう途中、風がとても涼しいことに気づいた。あ、夏が終わった、と思った。賑やかでドタバタで散らかりまくった珍道中と共にぼくの夏は去った。ドーピングが効きすぎて帰ってからも眠れなかった。