やまぎ日報83

2月22日

横浜ベイシスでツアー初日。呼ばれて行った先日の新潟のイベントを初日として換算するとツアー2日目になるが、まぁいいとしよう。坊っちゃんとツーマン。めったに会えない、経験値めちゃくちゃ高い。まさに「バンド界のはぐれメタル」坊っちゃん。素晴らしいライブだった。そしてセッションでは一緒に坊っちゃんの「高崎線」とウラニーノの「ツアーメン」を演奏。ぼくとまこっちゃんは出身が隣町で、まさに高崎線が通る町で育ったので、歌えてうれしかった。昔馴染みのウラニーノと坊っちゃんが揃ったからか、打ち上げで店長三井さんは終始ご満悦だった。


ベイシスで「初日」を飾ると、ステージドリンク用のお水が箱でもらえるということを初めて知った。この瞬間ぼくは、初日は新潟ではなく間違いなく横浜であると、自分に言い聞かせた。新潟がこの前に1本あったとか、絶対に言えない。

ご満悦の三井店長を囲み、打ち上げは続いた。はぐれメタルは出会えてもすぐに逃げると相場が決まっているが、バンド界のはぐれメタル坊っちゃんは打ち上げは逃げなかった。素晴らしい初日だった。そう、間違いなく「初日」だった。


 

2月23日

ツアー2日目熊谷でtopazとツーマン。「地元熊谷で相手を務めさせてください」とイダパイセンが言ってくれなかったら、ツアーに熊谷は入れられなかったと思う。本当に感謝。ほぼ初対面なのに、当日その場で「せっかくだからなんか一緒にやろうぜー」とカホーンを担いでイダパイセンに絡む小倉は完全に輩だった。しかし急遽実現したtopazと小倉のセッションは実に楽しかった。そしてまさかのサプライズ、topazが「日陰者」をカバーしてくれた。サポート陣の演奏も素晴らしかった。


翌日、小倉が「いいやつだよなぁ、トダパイセン」と言っていた。完全にtopazとイダが混在している。そういうおもしろいことはステージで言ってほしい。本当にありがとう、トダパイセン。また夜勤で。いや、ステージで。

2月24日

今回のツアーの中で完全に異色を放っている「餃子食べ放題ライブ」。タイムテーブルを見ると「チーム対抗早食い大会」とある。我々はサポートベースにしあわせを召喚し臨戦態勢で八王子へ向かう。もはや何のサポートかわからない。しあわせは小倉が自宅に迎えに来たタイミングで目が覚めるという大寝坊。小倉を40分間家の前で待機させたそうだ。完全に芸能人の運転手状態である。そして八王子へ向かう車内、「餃子食べれるの?」と心配する我々をよそに、しあわせは涼しい顔でコンビニで買った肉まんとピザまんとあんまんを3つぺろりと食べてしまった。リハ後に3人で行ったカフェでもあんぱんを頬張るしあわせに、我々はポテンシャルの違いを見せつけられる。そして本番。


我々は何をしているんだろう?誰も楽器持ってないし、キャベツ持ってるし、後ろの人おにぎり食べてるし。こう見えて本番中。

餃子は本当においしかった。しかしお客さん大入りで餃子が足りなくなるという事態が発生。早食い大会も急遽中止に。「ぼく餃子26個しか食べていないよ!」と言うしあわせは(「しか」の意味がわからない)、帰りの車内で、「ラーメン行く?どこのラーメン行く?」とぶつぶつと言っていた。基本しあわせの誘いは断らないと決めている我々だが、完全に無視をしてしまった。申し訳ないとは思う。

川村いさみさんのライブ素晴らしかった。江戸東京野菜の歌がいい曲すぎて頭から離れない。