やまぎ日報400「機会飲酒とは」

※機会飲酒とは、ゴールデンウィークや年末年始、忘年会、歓送迎会などの特定の機会にのみお酒を飲む飲酒の仕方を指します。

 

9月9日

夜勤。翌日から急遽弾丸旅行が決まったので、カザマくんに後を託して夜中に早退させてもらう。朝からレコーディングとか言いたいところだったが友達に嘘はつけず、正直に「遊びに行きます」と答えた。

 

9月10日

夜勤が終わる頃には電車に揺られ新幹線で西へ。思いつきで動くフットワークの軽さだけが私の取り柄。

倉敷!プライベートで来ることは初めて。

伊藤しあわせがいつも被っている帽子は、全国でここにしか売っていない、こだわり中のこだわりなのである。

店員さんに「ぼくじゃなくて太っている人が被るんですが…」と相談して一緒に選んでもらった。

せっかく来たので…と岡山の皆さんにお声がけしたら集まってくれて遊んでくれた。先月も来たばかりなのに。泣ける。


こんなありがたい機会はない。ということで、機会飲酒。

「眼鏡屋の終電まで」というケツを設けて飲み始めたが、眼鏡屋はタクシーの乗車を拒否し、やはりいつもの岡山の夜となった。

 

 

9月11日

カジースが車を貸してくれるとのことで、

有限会社カジースレンタカーで瀬戸大橋を渡ってうどんを食べに行く。


一玉300円くらいなのだけど、橋を渡る交通費考えたら超高級うどん。

幼少期に2年間だけ住んだ坂出の街を40年ぶりにブラブラして(懐かしいと思うほど記憶はない)、また橋を渡って帰ってきた。


瀬戸大橋の下には橋の建設に携わった父の名が刻まれた石碑がある。脳内に「プロジェクトX〜挑戦者たち〜」のテーマが流れる。

実家にいる「風の中の昴」本人に写真を送ったら、「それ、まだあるんだ」と意外にもドライなリアクションであった。

 

 

 

9月12日

「これを観て泣かなかったら人の心を持っていない」とまで言われ、私の中では観る前からかなりハードルが上がっていた映画「インサイド・ヘッド」を鑑賞。号泣する準備をしていたのに、泣きどころがわからないまま終わった。私は人の心を持ち合わせていないようである。夕方から副業。遊んだ分シコシコ稼ぐ。

 

 

9月13日

運転免許の更新に府中まで。講習は講師の先生のど真ん前の特等席だった。不良が何らかのペナルティで座らされる席である。映画「インサイド・ヘッド」では泣かなかったが、講習ビデオの交通事故被害者の遺族の方のインタビュー映像で泣きそうになった。私の感性とは。

無事に免許を受け取って駐車場に戻ったら、愛車のタイヤがペチャンコである。これはまずいのではないか?と、最寄りのガソリンスタンドに入って見てもらったらパンクしていた。

これが刺さってたらしい。「記念にください」と抜歯した親知らずのように持ち帰ってきた。

夜はおじさんの町有楽町で、千葉バンドマンの飲み会になぜか参加。珍しいボーカル飲み会。バンドや楽曲制作の話はさほどなく、主に中性脂肪の話で盛り上がる。機会飲酒。

 

 

9月14日

同窓会で再会した小学校の同級生と地元大宮で飲む。機会飲酒。機会に恵まれすぎている。深夜にタクシーで実家に。両親を起こさないように泥棒のようにコソコソと侵入するドラ息子の帰省。

 

 

9月15日

実家で朝ごはんゴチになってのんびり東京に帰る。昼からロングシフトにイン。帰宅時これでもかというほど大雨に打たれて尾崎豊のミュージックビデオみたいになった。