やまぎ日報111

7月12日

新潟へ。新潟までより、ぼくにとっては集合場所の小倉家まで電車で行く方が長旅だった。新潟RIVERSTは2月ぶり。リハ後にぼくはユニクロでパジャマを買い(忘れた)、バスセンターでミニカレーを食べた。共演のバンドもみんないいライブ、いいイベントだった。アンコールで佐渡Tシャツで登場した我々は、完全に遠足前夜の浮かれた小学生状態だった。新潟の打ち上げはいつも謎に深く、この日も気がつけばすき家にいた。


すき家で飲むおっさんになるとは思わなかった。ところがこれが悪くなかった。やばい、うちの近所にもすき家がある。

7月13日

A(c)と合流し、RVERSTの小林さん(仕事)とフェリーで佐渡へ。小林さん(仕事)はフェリーでビールを飲んでご機嫌である。そしてついに、


上陸!サドッキーと写真を撮ってもらう。浮かれた観光客にしか見えないが、一応仕事で来ている。船着場までボーフラのメンバーが迎えに来てくれて感動の再会。

ライブ会場のAGAINは普段はスナックとして営業しているという。ここの名物ママが実にファンキーないい人で、みんなに愛されているのがすぐに理解できた。この日のイベントは出演者もお客さんも飲み放題で、「ビール以外はカウンターに置いておくから自分で勝手に作って飲んでくれ」という究極のセルフスタイル(最終的にビールもカウンターに入って自分で注いだ)。かつての新宿JAMの深夜イベントのような空気と化した会場で、記念すべきウラニーノ佐渡初ライブは無事に終わった。


佐渡のバンドTHE麻☆婆。会った時は非常におしゃれでさわやかな印象の人だったのだが、ステージでブラをしていた。音楽もかっこよかったのだが、ブラをしていた。メンバーの皆さんとてもいい人だったが、ブラをしていた。


トリのボーフラのライブ。パンパンで見えない。結成20年近く経っているのにここまで初期衝動を保っているバンドをぼくは知らない。登場で信じがたい下ネタをぶっ込んで、主催なのに見事にスベるあたりも、初期衝動でしかない。最高。


もはやどこまでが本番でどこからが打ち上げかその境目も曖昧だったが、打ち上げ。

この日は近くのゲストハウスのような一軒家にA(c)と宿泊したのだが、ぼくは小倉と同部屋。朝起きたら小倉が押入れに上半身を突っ込んで寝ていた。この奇妙なスタイルをぼくは「半分ドラえもんスタイル」と名付けた。

7月14日

朝から佐渡観光。THE麻☆婆のギターのはじさんが車を出してくれて、佐渡金山跡に連れて行ってくれた。若い頃「この島から出よう」と決意して新潟の会社に就職したら、すぐに佐渡支社に配属になって帰ってきたというはじさんのエピソードが最高だった。

はじさんの観光ガイドは実にゆるかった。


ウラニーノ「うわーすごい!これなんですかね!?」

はじさん「たぶんなんかの跡地ですかね?」

…それは見ればぼくにもわかる。


資料館で「金塊チャレンジ」(金塊を取り出したら記念品もらえる)に挑む小倉。この後ぼくも挑戦したのだが、金塊がもらえるわけではないのに異常に張り切ってしまい手首を負傷する。

そしてボーフラのメンバーが主催してくれたバーベキューへ!


ここは楽園でしょうか。今朝潜ってとってきたという貝や魚。生の岩牡蠣まで。


完全に海が似合わない埼玉育ちと群馬育ちで怯えながら沖へも出ました。だいぶ沖まで冒険したつもりが、もっと沖で子供たちが立って遊んでいた。


ボーフラ本当にありがとう!初の佐渡は忘れられない思い出になりました。プライベートで来たい!