やまぎ日報397「弟よ」

8月19日

夜勤前のサウナセッション。そしてまだ東京にいた小倉の捕獲に成功し、山岸家の近所のファミマでラジオ収録。互いのプライベートはまったく関知しないが、グンマに帰る前の野性の小倉を捕まえたのは我ながらファインプレーであった。そして夜勤。

 

8月20日

夜勤明けという名のオフ。


お気に入りのカフェで意識高めのランチを。


小倉くんに誕生日プレゼントでもらったニューバランスの短パン。10年ほど前に短パンは引退したが、44歳で再デビューしてしまった。足が白くて恥ずい。

カインズで薪や虫除けなどアウトドア用品ばかり買って帰った。白いのに。

 

8月21日

再び夜勤。同僚が新人に厳しく指導する様を、アワアワと見守る夜であった。朝、眼鏡をかけていたら出勤してきたボスに「山岸くんもついにお年頃メガネだね!」と言われた。なかなかポップでラブリーな表現だなと思った。そうなのだ。「老眼鏡」という響きがよろしくないのだ。

 

8月22日

ワンマンライブの仕込みに追われる。夜はロンドンと待ち合わせて役者の先輩の舞台を観に。


主役の渋沢栄一を演じた伊原農さん。役者のオーラ。かっこよかった。

舞台で役者さんがワインを飲むシーンがあり、わかりやすく影響を受けたロンドンが「やまぎさんワイン飲んで帰りましょう!」となり、


王子でワイン飲んで帰る。役者さんがウィスキーを飲んでいたらきっと私たちはウィスキーを飲んでいた。もしかしたら壺を買わされるタイプの人間かもしれない。

 

8月23日

誕生日。東北道を北上して小倉家へ。


炎天下の庭で火を起こし、焚き火を囲む。ドMの所業である。


そして燻製器でベーコンとチーズとナッツをひたすら燻す。燻して燻して燻しまくる!大量の煙に我々自身が燻される!

だんだん2人の手際がよくなってきて、自ずと作業も分業制が確立。後半はバイトのようになっていた。ときどきお父さんが畑作業にやってきたり、弟が出来の悪かった野菜を野にぶちまけにやってきたりした。相変わらず長閑な小倉家であった。都会の喧騒を離れ田舎でのんびり…という想定の誕生日であったが、想像以上に過酷で重労働な一日となった。そして小倉もしっかり巻き込んでしまった。これはこれでいい誕生日であった。

夜は全身から燻製の匂いを放ちながら、近所の寿司屋へ。誕生日だし値段を見ないで頼むんだ!と誓って席についたが、どうしても値段を見てしまい、結局いつもくらいの金額で落ち着いた。

 

 

 

8月24日

桜新町ネイバーで生誕祭ワンマン。血と汗の滲むような思いをして昨日作成した燻製を皆様に振る舞った。血と汗が滲むような思いはしたが、衛生面には十分気を付けたため血と汗は滲んでいない。

今回はなんと小倉くんが私へのサプライズでいろんな人からお祝いメッセージをもらってきてくれた!!…という設定の演出である。しあわせ、岩船くん、町田さん、カザマくん、ロンドン。日報のレギュラーメンバーとも言えるおなじみの大好きな皆様がメッセージを寄せてくれた。自分で仕掛けておいて、自分で泣きそうになった。

アンコールでは実の姉から寄せられたメッセージの原稿を小倉に読ませるという、姉と弟が仕組んだ最大の罠が小倉を待っていた。小池百合子もびっくりのカタカナ語の連発に小倉が大事故を起こすことは予見されていたが、冒頭の「弟よ」を「いもうとよ」と読んだのはさすがの私も姉も予想できなかった。漢字も読めないとは。斜め上であった。

現場ネタで申し訳ないが、この日小倉の「丸い筒!」という謎のパワーワードにツボってしまったわけだが、終演後に機材車が不調で来てもらったJAFのお兄さんが「ブレーキの奥にこういうのがあるんですよ、丸い筒」と言った瞬間が私のハイライトであった。笑いの神様はいる。

たくさんの方にご来場いただき、ありがたいメッセージやプレゼントをいただいた。本当に感謝しかない。


 

姉からのメッセージ全文掲載

お誕生日おめでとう。弟よ。姉です。
私は世間に年齢を隠しているので毎年君の誕生日をおおやけに祝えずに申し訳ないのだけど、願わくば君も今32歳くらいということにしてくれないかな?
それはさておき。社会人の先輩として伝えておきたいことが3つあります。

1 仕事前にサウナに行きすぎな件

最近、仕事前にサウナセッションを頻繁に取り入れているようですが、その結果として勤務中に眠くなるということが繰り返されていますね。サウナはリラクゼーション効果が高く、ウェルビーイングの向上には素晴らしいツールですが、仕事に影響が出るほどの過剰利用は避けるべきです。

2 仕事中にリラックスしすぎな件

仕事中に本を読んだり映画を見たりしているようですが、明らかに業務へのエンゲージメントが不足しているサインです。ワークタイムはプロフェッショナルなタスクにデディケートし、リラクゼーションやパーソナルエンターテイメントはオフタイムにシフトするべきです。プロフェッショナリズムを保持し、ワークエシックスを強化することが求められます。

3, 8時間労働にねをあげている件

また、8時間労働が長いと感じているようですが、これはグローバルスタンダードな労働時間です。個々のエナジーレベルやフォーカススパンにはバリエーションがありますが、社会人としてのベーシックなリスポンシビリティを果たすためには、まずはこのスタンダードにアジャストすることが重要です。エフィシェントなワークフローやブレイクタイムの取り方を工夫し、グラデュアルに適応していくことがキーとなります。

これらのインサイトをアダプトすることで、よりハイパフォーマンスな社会人ライフをエンジョイできるでしょう。ワークアティチュードをリフレクトし、プロフェッショナルとしてのグロースを目指してください。以上、姉、フューチャリング ChatGPTからのアドバイスでした。

最後に、代読してくれたぐら、ありがとう。私の代わりにお祝いのパフォーマンスもお願いします。

それでは聴いてください。小倉範彦で「魂を抱いてくれ」

 

 

 

8月25日

昼から副業8時間。グローバルスタンダードな労働時間にアジャストする。