やまぎ日報188

10月31日

吉祥寺で小倉ドラマーとリハーサルをしてからの、プラネットKでロンドンとツーマン。リハ後に小倉も一緒にプラKに行ったのでロンドンが「オグニーノも出ればいいのに」と誘ったら、「出たくなるから帰る」という全く噛み合わない回答を残して小倉ドラマーは帰宅。本番は2つの向かい合うステージで交互に2曲ずつ歌うという変則スタイル。ロンドンが「縦笛ハンター」をカバーしてくれたのが嬉しくて、ついついロンドンと2人でステージを下りてしまったところ、お客さんがディスタンスを遵守しサーっと引いたのには若干傷ついた。自業自得である。自分で下りて接近しておきながら「密です!」と小池百合子都知事のモノマネをするという、よくわからないパフォーマンスをしてしまった。ただただ、楽しい夜だった。


ステージを下りたことを反省し、撮影はディスタンスを守る。

 

11月1日

昼から副業。夜は浦和で飲むことになり、帰りがめんどくさいなぁと思っていたが「あれ?泊まればよくない?」と画期的な案を思いつき、ただプライベートで飲みに行っただけなのに自宅まで1時間ほどで帰れる浦和ワシントンホテルに泊まるというプチ贅沢を楽しむ。GOTOキャンペーン万歳。

11月2日

浦和から1回帰宅し、ライブの準備をして西川口へ。ついに竹原ピストル兄貴との再会。楽しい夜だった。


無観客配信。ピストルさんのライブ本番中、誰もいないガランとした客席にお客さんぼく一人状態の時があり、よく考えたらこれはずいぶん贅沢な話である。早くお客さんにも生で観てほしいと思った。最後にはピストルさんと「じゅうじか」をセッション。後ろから見るピストル兄貴の背中は物理的にも存在的にもめちゃくちゃでかかった。

西川口で打ち上がり、ピストルさんとウラニーノと、なぜかどさくさに紛れてしあわせも西川口に泊まる。イベンター山岸が再びGOTOキャンペーンを活用しホテルを確保。敏腕イベンターになりつつある自分に酔っていたが、


先輩アーティストに傘を持たせるようではイベンター失格である。この後「おい!いつまで持たせるんだ!」と怒られる。


一緒にツアーを回った若き日の話をMCでしてくれた後に歌った「浅草キッド」、泣かないわけがない。そういうところ、変わらない。ウラニーノの出番前に「すべりますように」と呪縛をかける。そういうとこも、変わらない。

 

11月3日

現実に立ち戻り副業へ。しかし職場の先輩が配信を見ていてくれていて嬉しかった。

11月4日

いつものコンビニでのラジオ収録後、夜勤。ちょいと深夜に抜け出してサウナに行ったら、太った人がいてしあわせと間違えて声をかけそうになる。その後、本物のしあわせが登場。お風呂に浸かって給付金がどうだ補助金がどうだと話をしていたらいつのまにか閉店の時間になる。「ペース配分間違えた!」と慌ててサウナへ駆け込むしあわせの後ろ姿を見送り、職場へ戻る。

11月5日

帰って新曲デモを作って、夜は副業へ。

11月6日

ブーツのソールを交換するために、職人さんのお店に行ってみる。素材とか形とか全く不勉強なぼくに丁寧に説明をしてくれて、とてもやさしい職人さんだった。ブーツへの愛情が溢れていた。何年履きましたか?と聞かれ、10年ですと答えたら、では次の10年のための交換ですねと言われ、改めて一生モノなのだなと思った。ソール交換で約20,000円。安いモノだと思いながら一方で「10年履くとしたら減価償却費は…」と計算してしまう自分が情けない。

そして夜勤。同僚が難しい会計にヒーヒー言ってテンパっていたら、患者さんに「がんばってください」と声をかけられていた。患者さんに励まされる受付の人は初めて見た。計算に疲れたのか同僚がずいぶん早く休憩に入った後で、残業を終えたマネージャーが帰って行った。「あいつ、上司より早く寝てる…」と思ったが本人には言わなかった。