やまぎ日報42

8月27日

夜勤。保険の制度に不満があるらしいおじさんがぼくにさんざんクレームを言うので、「はぁ、そうですねぇ、すみません」と聞いていた。内心「ぼくに言っても仕方ないのにな」と思っていたら、おじさんが「ま、あんたに言っても仕方ないんだけどね」と言って帰って行った。心が読まれたとしか思えない。その後、ものすごい雷雨になり病院が停電した。

8月28日

群馬の小倉家に行く。小倉家の庭に新聞紙を広げ、小倉くんと絵を描いた。芸術には偶然性と思い切りのよさが必要だなと思った。帰りにお母さんに「これ持って行きなさい!」とお米をドカンと10キロくらいいただいた。スケールがでかい。農家かっこいい。

8月29日

三つ巴の仕込みをした後、夜勤。全く敬語を使えない絵に描いたようなクソガキが来た。全く敬語を使おうとしないエラそうな医者に随分上からの物言いをされた。クソガキの方がまだかわいかった。調べたら医者は年下だった。いつか酒場で会ったらぶっ飛ばそうと思った。

8月30日

夜勤から帰ってゴミを出せて洗濯をして掃除をしたら、ものすごい達成感に包まれた。これでワイドショーを見てしまったら完全に主婦だと思い、頑なにワイドショーは見なかった。1日作曲を試みる。小倉くんに影響を受けてYouTubeで心霊動画を見ていたら眠れなくなった。