やまぎ日報414「44歳、老化の崖」

12月2日

深夜に名古屋から帰還し、よせばいいのに飲酒したものだから昼からのロングシフトが大変つらかった。疲れが取れなくなってきた。最近の研究では人の老化は緩やかに進むわけではなく、44歳と60歳で急速に加速するらしい。余計な研究をしてくれるものだ。これは言ってみれば老化の崖。今年に入って体調を崩すことが多くなり急激に近くのものも見えなくなってきた。見事な研究結果ではないか。106万の壁、そして老化の崖。いろいろと直面する試練が多い。

 

12月3日

夜勤。出勤直前まで劇伴の作曲。24時間体制で働いている。わしゃALSOKか。

 

12月4日

夜勤明けで眠らずに劇伴の作曲。15時、慌てて戸田のコンビニまで行って小倉とラジオ収録。サクッと録って17時からシフトイン。「師走」を体現しているようなタイムスケジュール。

 

12月5日

稽古場にお邪魔する。役者の皆さんとご対面。皆さんとても素敵な方。12月24日からの「ふるえて届け」という舞台。

涼しい顔で写真に写っているが、オーダーの量とハードルの高さに私自身がふるえている。公演前から私には早くもふるえて届いている。

その後渋谷へ移動し、エンジニアの競さんとcojokの阿瀬さんと小倉と忘年会のような。

前回このメンバーで飲んだ時は阿瀬さんが意識が飛んだままラーメンを完食し、翌日ラーメンを食べた記憶が一切ないという怪現象が起こった。今回は大人しく早めに終わったので阿瀬さんの記憶も保たれた。

 

 

12月6日

横浜ベイシスで弾き語りライブ。店長三井さんとギャラの話でもめる。と、ここに書けるくらいなのでもはやネタである。むしろ腹を割って「これくらいは欲しい」「これくらいで手を打ってほしい」と話せるくらいの関係性の人なかなかいない。なので、結局は仲がいい。打ち上げでは音楽の話はほとんどせず、スピリチュアルなマッサージ師の施術の話で盛り上がった。ネタとして一人くらいスピってる友達がほしいと思った。

 

12月7日

ちょっとだけ休む!と宣言して、カフェでキッシュ食べてきた。

見た目はおじさん、頭脳は女子。44歳で急速に女子化が進むという研究はないのだろうか。

 

 

12月8日

昼からロングシフト。夕方以降は隣の席の友達と天皇の話しかしていなかった。どうすれば佳子さまと結婚できるかについて、現実的に起こりうる様々なシミュレーションをしながら大真面目に話し合った。敬いすぎて一周回ってもはや不敬。