たまに小倉芸術論

大学院で5万字の修了論文を書いてからもうすぐ10年が経とうとしていますが、思えばぼくはあの頃からアートが好きになりました。

音楽、美術、写真などの美とは事物・物体を単に美しく描くことではありません。

ぼくが考えるそれは「事物・物体と鑑賞者の間の空気を描くのこと」であると常々思ってます。

具象でも抽象でもコンセプチュアルでも一緒です。ムズカシイことではありません。

歌がめっちゃうまい、絵がそっくりに描けてうまい、ブレてない鮮明な写真などには実はあまり興味はありません。

それよりも、歌から、絵から、写真から、作品から理屈を超えた空気を感じるかどうか。そこにリアリティーがあり大事なことだと信じてやみません。