やまぎ日報340 「人はなぜ働くのか」

7月17日

越谷ごりごりハウスでフエニカとツーマン。前から好きだったけど、一緒に演奏したらますます二人のことが好きになった。素晴らしすぎる。

フエニカの2人が提案してくれて、ウラニーノの「ヒューストン〜ぼくらは未来へ〜」を4人で演奏した。えのもっちゃんがギターのアルペジオを弾き始めた瞬間に客席がざわついたが、それは決して「レアな曲が聞けるから」ではなく、「山岸お前が弾かないんかーい!」のザワつきだったことを私は知っている。


「多幸感」という言葉しかない!幸せすぎるツーマンだった。ゴリオもかわいい!またやりたい!

7月18日

ライブ連チャンが終わり日常へ。夜勤。断捨離モードに入った山岸くんと風間くんが、古い書類をひたすら裁断するだけの夜だった。シュレッダーで「過去」が粉々になっていく様子を見ているのはなぜか気持ちよく、我を忘れて没頭してしまった。私は病んでいるのだろうか。

7月19日

夜勤明けで休み。働いてばかりいないでたまにはお金でも使おうと服を買いに行ったが、真っ先に買ったのは病院で着るシャツとスラックスであった。トホホである。しかしこの日はモヤモヤしていたものが少し晴れて幸せになった。コミュニケーションは大事。

7月20日

クリーニングに出そうと思ってクリーニング屋さんへ行ったら定休日だった。サブスクにない音源を借りようとTSUTAYAさんに行ったら潰れていた。もう寿司でも食ってやろうとスシローに行ったら改装中だった。何も成せない日であった。夕方から副業。

7月21日

夜勤。久しぶりに涼しかったので車中泊ができた。

7月22日

病院から帰ってきて、朝から付き添いで病院へ。自分は至って健康だが、つくづく病院と縁がある人生である。午後から人がいないってことで追加した副業4時間シフト。

7月23日

正午から21時までロングシフトに入り、その後夜勤へ直行し朝まで勤務というというかつてない無茶をしてしまった。「人が足りなくて困っているからといって自分を犠牲にして尽くしたところで、会社はあなたに何をしてくれるのか」という正論を言われ、ああ私はただの社畜になっていたと目が覚めた。とはいえ、夜中はずっと寝ていた。朝来た日勤の人に夜間の患者のことを尋ねられ、「ずっと寝てたからわからない」とは言えず、「記憶にございません」と政治家みたいなことを言ってしまった。

仕事が好きで働いているのか、お金のためにやむなく働いているのか、人を助けるために働いているのか、助けて感謝されるために働いているのか、考えれば考えるほど自分はどれでもあってどれでもない気がして、よくわからなくなった。もちろんウラニーノが私のライフワークであり、いろんな意味でウラニーノのために働いているのは間違いないのだけど。

「人はなぜ働くのか」という、小学校の社会科のテーマのようなことを真剣に考えた週末であった。