やまぎ日報185

10月9日

吉祥寺プラネットKで山岸賢介誕生日イベント。2ヶ月前の誕生日を祝ってもらうという少々恥ずかしい企画ではあるが、ロンドンがぼくの大好きな仲間を集めてくれて実に幸せな日になった。そして久しぶりにお客さんの前で歌う。当たり前にやっていたことがこんなに特別だなんて。キンチョーした。風間くんの新曲が、2人でパイセンに会いに行った日の曲で、出番前に泣いてしまった。最後はみんなで「あるよ」を歌ってくれた。最高のプレゼントだった。

サプライズでケーキまで出てきて、この上なく幸せだったが、去年の弾き語りツアー「三つ巴珍道中」で先輩2人に執拗に誕生日を祝われてトラウマになった「バースデイハラスメント」を少し思い出した。

久しぶりのライブハウスと久しぶりの再会が嬉しくて、「帰りたくない!」と改札口でイチャコラしてるカップルみたいな駄々をこね、終電を逃して飲む。そして吉祥寺からシータクで帰る。こんな夜を探してた。

10月10日

夜勤。風間くんと15時間ぶりくらいの再会。

10月11日

夜勤明けからの副業からの、飲み。疎遠になっていた友人と10年ぶりくらいに会う。お洒落なイタリアンでワインを飲みながら、懐かしい話をたくさんした。「帰りたくない!」と駄々はこねず、おとなしく帰る。大人になった。

10月12日

夜勤。シフト的にやむなくサウナへ。やむなく、ルンルンでサウナへ。そして勤務中に整う。帰りに受付でヒバの木のチップが売っており、すごくいい香りがしていたのでお土産に一つ買う。


これが後に悲劇を呼ぶこととなる。

 

10月13日

夜勤明けで昼寝に失敗し。ギラついた目で副業へ。隣の席の同僚に誘われ、おっさんをお持ち帰りして家で飲む。

10月14日

休み。休みだしリッチに首都高を使ってラジオ収録のため小倉に会いに。しかしまさかの事故で通行止め。下道で行った方が早かった。人生そんなものである。夜は久しぶりに渋谷で飲む。ワケあって、初対面の女性と飲む。非常にキンチョーしたがいい経験だった。「帰りたくない!」と駄々をこねようものなら張り倒されそうなほどしっかりした人だったので、速やかにお行儀良く帰る。

10月15日

副業。サウナで購入したヒバの木のチップのおかげで部屋が森の香りがする。


非常に癒される。枕元に置いて眠る。枕の加齢臭もこれで浄化される気がする。

10月16日

朝からクシャミと鼻水が止まらない。急な花粉かと疑うが、花粉症の比ではない。鼻をかんでもかんでも垂れてくる。クシャミも息つく間もないほど出る。悲しくないのに涙が止まらない。これはヤバい。しかし原因がわからん。おかしいと思って部屋を引っ掻き回していたら、枕の下からこれが出てきた。


 マジか。

原因はこれくらいしか思い当たらない。そう思うと急にこいつが着火した手榴弾のように恐ろしい物に見えてくる。

せっかく買ったのにこんな形で自分が「ヒバアレルギー」だと知ることになるとは。悲しい。悲しくて涙が止まらない。