やまぎ日報103

5月29日

走っていたら腰にイヤーな感じがしてギクリとした。ギックリ腰とはよく言ったものだ。しかし重たいものを持ったでも変な体勢をしたでもなく、ただ平らな道をまっすぐ走っていただけなのに情けない。ギクリとしたまま歯医者さんに行き、夕方からはしあわせとリハーサル。リハの後は暴力的なラーメンを食べに。

5月30日

夜勤。ノーマル時でさえ腰が痛くなると評判の仮眠用ソファで仮眠を取ったところ、起きたら少しよくなっていた。魔法のソファだ!と喜んでいたが、たぶんロキソニンの効果。

5月31日

YKJのライブを観に西川口ハーツへ。後輩だが、ドラムとアコギというスタイルに関しては先輩。2人の演奏もキャラもすべてがピタリとハマっていて、MCの噛み合わないところまで含めて噛み合っていて、長年やっているとこうなるんだなぁと感動した。本当に素晴らしいライブだった。

公式の写真に写り込んだ私。やまぎを探せレベル18。


正解は、、、


6月1日

1日新曲のデモ作り。気がつくと日が暮れていた。夜、薦められた映画を観た。これででもかというほど救いがなく、心底後味も悪い映画だったが、最後まで一気に観てしまったのは作品のパワーか。

6月2日

キャプテンズ主催のサーキットフェス「失神サーキット」。キャプテンズにしか集められないメンツ、すごいフェスだった。搬入で見られなかったが、オープニングセレモニーで早くも傷彦さんは失神したらしい。早すぎないか。なんならAM失神ではないか。楽屋にはテッドさんが豆から煎ったおいしすぎるアイスコーヒーが用意されていた。やさしさそのものだ。
さて、好きなバンドが多すぎて出番前も出番後も可能な限りサーキットした我々。会場にはキャプテンズの衣装を着て写真が撮れるインスタ映えスポットが設置されていたので、しあわせと行ってみた。ぼくは過去の共演で何度も楽屋にあったのを勝手に着てステージに出たりしてきたので新鮮味はないが、


新鮮味どころではない。介助を受けながら無理やり着たものの前は閉まらず。バラを持たされたものの、肩の可動域はゼロでピクリとも動けない。写真を撮ってくれるスタッフのお姉さんも笑い転げていた。関節を外さないと脱げないのではないかと心配になった。

さて、アンコール。キャプテンズから「みんなで失神しようと思うのでよかったら参加してくださ〜い」とポップに誘われてはいたものの、ステージに出てみたら「世界で一番大事な言葉」を一人ずつ言ってから失神するという、恐ろしい大喜利地獄が待っていた。何も聞かされていない出演者たちは全員青ざめた。名だたるステージの猛者達が自分のステージでは決して見せない顔でテンパっていた。本当の失神者が出るのではないかと冷や汗をかいた。順番が来る前に自らこっそり失神するやつまでいた。もはや自決である。そんなこっちの心情など知る由もなく、「は〜い、混み合ってるけど順番によきところで失神してくださいね〜」と、まるでラーメン屋の行列でもさばくようなテンションの傷彦、恐るべしO型。

失神後の公式写真に写りこむ私。やまぎを探せレベル20。


正解は、、、


生気のない顔で申し訳ない。仕方ないんです。失神してるんだから。