やまぎ日報35

8月13日

昨年、虚構の劇団の舞台「もうひとつの地球の歩き方」でウラニーノの楽曲を使ってくださった鴻上尚史さんにお誘いいただき、今やっている鴻上さんの舞台「ローリングソング」を観てきた。鴻上さんありがとうございました。中村雅俊さんや松岡充さんが出演されている音楽劇で、テーマ的にも世代的にも今のぼくにどストライクで、劇中のセリフが自分に言われているのではないかと思うほど刺さった。たくさん笑って、最後には泣けた。素晴らしかった。

8月14日

お盆だからというわけではないが、実家に帰った。久しぶりに行く地元のカレー屋さんで両親と食事をした。インド人がやっている老舗のカレー屋さんで、いい意味で高圧的なインド人店主がちょいちょい口を出してくる。ラッシーが最初に出てきたのだが、口に合わなければカレー代も全部タダでいいと。すぐ隣に強面のインド人に立たれて「ドウ?ドウ?」と聞かれ、この状況で「口に合わない」と言える人がいるだろうかと思った。カレーもラッシーも本当においしかった。

ここのカレー屋には実は忘れられない思い出がある。中学生の時、帰り道にあるこのカレー屋の駐車場で数人で殴り合いのケンカになった際、この店の中から屈強なインド人が出てきて「ヤメナサイー!」と全員ぶっとばされたのだ。その後、店の中に招き入れられジュースをご馳走になった。インド人はとてもやさしかった。

あれから20年。大人になったぼくがかっこよくお会計をしたいところだったが、母が払ってくれた。


父に農家Tシャツをプレゼントした。翌日、さっそく着てくれている写真が母から送られてきた。