やまぎ日報383「輝きながら、働きながら」

5月13日

夜勤。引き続き病院の受付で「仁義なき戦い」シリーズを観ている。1作目で「松方弘樹殺されちゃったー!」とショックを受けたのだが、なんと松方弘樹は3作目にも5作目にも別人の役で出てきて毎回殺された。梅宮辰夫も北大路欣也も殺されては次回作で別役で復活していた。仁義のなさよりもキャスティングの節操のなさが気になる。

 

5月14日

劇伴を担当させてもらうことになった6月のぽこぽこクラブの公演、稽古が始まったのでお邪魔してみる。まだまだ稽古は序盤だが、すでにおもしろかった。役者さんの一人に「お久しぶりです!」と挨拶をしたが、一方的に客席から見ていただけで、たぶん初めましてだった。恥ずい。

夜は幡ヶ谷36.5°で弾き語り。ちなみに私の平熱は37°。重田拓成くんに呼んでもらって、マツセヒロシさんと。2人ともとてもよかった。重田くんはステージではキリッとしているがステージを降りてお酒を飲むとトロッとする。黒霧島のような男だ。

初めてのハコに初めての共演、まだまだこんな夜もあるのだな。

 

5月15日

小倉と一緒にこばちゃんのお通夜へ。お見舞いに行ってから5日後にこばちゃんは旅立った。「この状態で長引くのは辛いので、うまくいけば来週くらいには、、、」と言っていたので、うまくいったのだなと思った。

こばちゃんとお別れをして、機材車で喪服からゆるゆるの私服に着替え、その足でスタジオへ。ベースのハルさんとリハ。ハルさんベースすごすぎ。一週間前にピストンと演奏していた我々は、決して比べてはいけないと思いながらもしっかり比べてしまい、ベースで変わるんだなと改めて気づかされた。

 

5月16日

昼から渋谷のスタジオへ行きレコーディング。洗濯物を取り込むために一瞬帰宅して、夕方からシフトイン。生活感しかない。

 

5月17日

渋谷ラママで鹿の一族とツーマン。ベースにハルさん。

最近「時間厳守」を企業目標に掲げる弊社ウラニーノだが、ハルさんと喋りすぎて10分押してしまった。「久しぶりにやっちまった」と反省していたら、鹿の一族は30分近く押した。上には上がいる。終演後、ラママのスタッフさんに謝ったら「いつものことです」と笑っていた。全員おおらかというか大雑把。

私はリハの時からナオさんにビビっていたわけだが、なぜかというと姉と重なるからなのだ。この日は久しぶりに仕事帰りに姉がライブを観に来てくれた。会場に姉が2人いると思ったら、そりゃ怖い。

しかしナオさんはやさしかった。かっこよくて素敵な人だった。

 

5月18日

昼からロングシフト。大きな声では言えないが昨夜帰宅後に一人で飲み過ぎたため、若干の二日酔い。夜に向かってだんだん元気になってきて応対にもキレが出てきた。大きな声では言えないけれど。

 

5月19日

小岩で銀幕さんのサーキットフェス「BAGLE ROCK!!」。ご近所のロンドンが車を出してくれて、2人で向かう。


ポイントでガソリン入れるロンドンさん。


弾き語りなのにモッシュが起こるロンドンさんのライブ。

ナショヲナル、FUNKIST、ローザパークス…久しぶりに顔を見る面々がみんな元気そうで嬉しかった。みんないろいろあるんだろうけど、しぶとく続けて生き残っている。何万人の大型フェスでは決して感じることができない、あたたかさや人間くささが感じられる素晴らしいイベントだった。主催者まっつんの心意気と行動力に脱帽。

ところで、出演者の中でも銀幕さんとの付き合いはかなり長い方の部類に入る私は、決して言ってはいけない銀幕さんの本名をポロッとロンドンに言ってしまった。

銀幕さんと傷彦のプライベート情報には守秘義務があるのだ。


帰りはロンドンとサウナに。お酒飲まないでお風呂入って解散というパターンが増えてきた。健康的。帰ってからそれぞれ飲むんだけど。