やまぎ日報 302

10月24日

夜勤。そろそろ便所サンダルが限界かもしれない。看護師さんのナース服に赤黒いものが飛び散っていた。返り血を浴びたのだと思って改めて大変なお仕事だと尊敬していたら、休憩時間に味噌汁が飛び散ったとのことだった。大変なお仕事であることは間違いない。

10月25日

成城学園前に舞台を観に。書き下ろした曲を使ってくれてる朗読劇。脚本は事前に読んではいたけど、目の前でやられると想像以上にずっしりと重い内容だった。

見ててこうなった。作品と役者さんの力だろう。

成城学園前に住んでる住民のマウント感がすごいように感じてしまったのは私が卑屈なせいだろうか。帰って実家からもらってきたシャインマスカットをつまみに飲酒。

10月26日

高円寺に虚構の劇団の舞台を観に。

ぽこぽこクラブの陽永とべーさんが出てる。素晴らしきエンターテイメント。パフォーマンスも演出もさすが。

渋谷へ移動し、夜は山下達郎さんのNHKホール!!

メディアに出ない人だから動いてる達郎さんを見たら「本当にいた!」とUMAを見つけたような気持ちになった。前期高齢者ですと自虐的に言っていたが、信じがたいパワーとサービス精神だった。レジェンドはやはり別格であった。

10月27日

どうしても小倉範彦に用があり、勤務先の学校まで押しかける。ストーカーではない。楽器の受け渡しである。なぜか保健の先生にご挨拶をした。「小倉先生は人気者なんですよ」との貴重な証言を得る。

その後ホームタウン大宮の下倉楽器へ。バンドを始めたころからお世話になっている我が町の楽器屋さん。中学生の時に初めてギターを買ったのもここ。それ以来、実に30年近く行っている。ぼくのギターたちはだいたいここで買っている。店長の神山さんは名前だけでなくぼくにとってはまさに神。神山さんが用意してくれる楽器は間違いないのでだいたい買っちゃう。今回も。山岸さん、買いま…??

10月28日

ものもらいができたので近所の眼科へ。先生に「目の奥の神経がとてもきれい」と褒められた。そんな他人にも自分にも見えないところを褒められても複雑である。

処方箋を薬局に出したら、混んでて1時間くらいかかりますと言われたので、ならば天気もいいし1時間お散歩でもしようと思い、歩く。何も考えずに調子に乗って歩いていたらずいぶん遠くに行ってしまい、2時間戻ってこれなかった。読みが甘すぎる。ヘトヘトで薬局に辿り着き、目薬を受け取って帰宅。からの、夜勤。久しぶりにコードブルー。にわかに院内がドラマみたいに慌ただしくなるが、私にできることは何もない。

10月29日

いったん帰って昼から副業5時間。夜勤明けだったので、

こうなった。

10月30日

夜勤。ベテラン3人の楽ちんシフト。休憩時間に大河ドラマの時間がぴったりハマり、鎌倉殿を初めて世間と同じリアルタイムで視聴することができた。勤務中である。休憩はキャンプ気分で車中泊。ランタンを灯し、落語を流しながら眠る。勤務中である。