やまぎ日報228

7月26日

夜勤。オリンピックによる規制で都内一般道が大渋滞。そんなこともあろうかと1時間も早く家を出たのに、それでも夜勤に遅刻。コロナ患者を受け入れている救急病院で働く医療従事者がオリンピックの影響で業務に遅刻って、これどうなの?と非常にモヤモヤする。しかし、なんと同僚のおばちゃんがぼくのタイムカードを押してくれて遅刻を揉み消すという金メダル級のグッジョブ。おばちゃんが小池百合子よりも頼もしく見えた。

7月27日

夜勤明け。お肌のゴールデンタイムといわれる22時から深夜2時までずっと休憩だったため、夜勤明けでお肌がツルツルな気がした。絶対そんなことはない。夕方から副業。

7月28日

休み。死期を悟ると帰巣本能が働くというが、死期が近いのか無性に大宮に帰りたくなる。たぶん帰巣本能ではなくただの「帰省願望」である。実家にはお盆明けに帰ることになっているが、ドライブがてらちょいと久しぶりにホームタウン大宮へ。ホーム神社の氷川神社にお参りして、ホームパークの大宮公園のクマさんに会いに行く。大宮公園にはツキノワグマが2頭いたのだが、なんとクマキチは6月に死んでしまったのだそうだ。悲しい。

今はヨリーという熊が一人でいる。サイズ感がプーさんくらいで実にかわいい。プーさんのサイズ感知らないけど。

しあわせの家の近くのうどん屋さん。あまり知られていないけど埼玉はうどんが意外とおいしい。

7月29日

休みだったが、休みが2日続くことなんて滅多にないのでなんだか不安になってしまった気の小さい山岸くんは、自ら志願して副業のシフトにイン。働かないと不安になるとは、典型的な日本人になってしまった。姉に言わせれば「小麦社会の奴隷」である。

7月30日

夜勤。診察後待合室でイチャコラしている若いカップルがいてぶっ飛ばしたくなる。病院送りにするぞこの野郎と思ったが、ここが病院だった。病院送りにして受付してカルテ作って会計するぞこの野郎と思ってしまったのは職業病。

7月31日

朝10時に夜勤から帰宅し、シャワーだけ浴びて12時から副業のシフトにイン。3時間働いて再び夜勤へ直行。働きすぎてゾーンに入る。なぜこうなってしまったかというと、「人が足りなくて困っている」と言われて断れなかったのだ。典型的なNoと言えない日本人である。そう、私は小麦社会の奴隷。夜勤では「警察にぞんざいに扱われているトルコ人をなだめる」という明らかに通常範囲外の業務で神対応をしてしまう。

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「満身創痍」と辞書で引いたら挿絵で出てきそうな風体で帰宅。しかし寝ない。夜まで眠気をブーストして永眠するのだ。通販の発送作業を終わらせ、午後から中目黒の美容室へ。眉毛に「おじ毛」と言われる長い毛がちょいちょい生えているらしく、そのカット方法を美容師さんに伝授してもらう。誰がつけたのか「おじ毛」という悪意あるネーミングが恐ろしい。

帰りにデパ地下で自分へのご褒美に高価なお惣菜でも買っちゃおうかと思って寄ったが、高価すぎて気が引けた。「西友でいいや」と思った。昔「ぼくは庶民派なんで」と言ったら、社長に「庶民派じゃなくてただの庶民でしょ」と言われたことがあったが、「ぼく器用貧乏なんで」と言ったピストン大橋にいたっては、社長に「あなた器用じゃなくてただの不器用な貧乏でしょう」と言われていた。懐かしい話である。

この映画が泣けると聞いていたので、晩酌しながら観賞。いやいやいや、ゆうてもそんな泣かないでしょと思って観たら号泣。ただ「ワンダー 君は太陽」というタイトルなのに、ぼくはずっと「ワンダーくんは太陽」だと思っており、いろんな人にそう言ってきたから急に恥ずかしくなった。まぁ、意味は遠くないんだけど。実際問題ワンダーくんは、太陽だった。

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