やまぎ日報218

5月27日

渋谷クアトロにスリマを観に行く。どうせお酒飲めないしと思って車で行く。ライブは素晴らしかった。終演後に楽屋でまさとんに「あんなにツーバス踏んでたっけ?」と聞いたら、「え?まったく踏んでないですよ?」と真顔で返され、「自分はツーバスかどうかも聞き分けられないようになってしまったのかもうバンドなんか辞めよう」と本気で思った。ツーバスだった。

舞台監督はロンドン。友達がみんないい仕事をしていた。ぼくもがんばろうと思った。ノンアルコールビールを飲みながら車を運転して帰った。味がなまじビールなもので、「これっていいんですよね?」と少々不安になった。

5月28日

夜勤。

5月29日

髪を切りに中目黒へ。久しぶりに来たしちょっと服でも見て帰ろうかと思ったが、最近服よりもインテリアやコスメにお金を使いたくて、OLみたいになっている。夕ごはんは久しぶりに渋谷のヒカリエでちょっといいものを買って帰ろうかなと寄って帰ったが、何を買っていいかわからず、結局地元のスーパーが落ち着くんだなと思った。「身の丈に合う」という言葉が身に染みた1日であった。

5月30日

吉祥寺プラネットKのイベントでGEEKSTREEKSさんがコロナでキャンセルとのことで、急遽カザマくんとロンドンと穴を埋めることに。バンド名は「ウラニート」。とはいえ、合わせる時間もリハーサルもできない。全員ボーカルなのだから各々の曲を弾き語りすればなんてことはないのに、我々はこの完全ぶっつけ本番の現場で「互いの曲を歌う」という試練の道をわざわざ選んだのである。全員そこそこのキャリアがあるのに、出番前の楽屋は若手バンドのような緊張感が漂っていた。

1、転校生(ウラニーノ) by カザマタカフミ
2、裏セブンスター(3markets[ ]) by ロンドンタナカ
3、やばしん(アラウンドザ天竺) by 山岸賢介
4、あるよ(ウラニーノ) by 全員

「あるよ」のアウトロは恐怖のアドリブ合戦となり、最後はカザマくんが「ロンドンさんはアドリブスキルが意外とな〜いよ〜」と歌って曲が終わった。さんざん「あるよ」と歌っておきながら最後の最後で曲のコンセプトを根底から覆して「否定」で締めくくるという、最高なオチだった。楽しかったし、思ったよりしっかりできちゃったので、またやりたいと思った。コロナでキャンセルが出たらまた穴を埋めに行きたい。なんせウラニートはメンバー3人中2人がワクチン打ってるのだ。

5月31日

夜勤前に小倉といつものコンビニで待ち合わせ機材の受け渡しとラジオ収録。夜勤は久しぶりに休憩中に脱獄しサウナへ。いつものサウナが臨時休業で初めてのところへ行った。初めてで場所がわからなくて女湯の方向へ歩いて行ってしまい、受付のお姉さんが慌てて追いかけてくるという、ベタなコントのようなことをやってしまった。


スーパーで買ったネギに花が咲いた。どうやら葱坊主というらしい。かわいいからそのままにして愛でていたが、ネギ自体は大変まずくなっていた。咲いたら取っちゃうのが正解らしい。