やまぎ日報39

8月22日

尾崎が頭から離れない。なんなら斉藤由貴さんまで気になってきた。「30代最後の1日を楽しんでね」と言われ、「おおそうか、30代最後の1日か」と感慨深く物思いにふけっていて気がついた。いや、違う。まだ2年あるではないか。暗示にかかりやすいタイプらしい。曲を作ったり読書したり、なんでもなく30代最後の1日は過ぎていった。

8月23日

誕生日。何をしようか考え、結局「なんにもしないをしよう」とプーさんの境地にいたった。が、案外最近毎日そんな感じではないかと気づいた。自分の弾き語りの動画を編集して、夜は「誕生日くらい」と思って焼肉を食べに行った。カウンターでいい肉を一切れ二切れ食べて、飲んだ。転機を迎えリスタートしようとしているぼくに姉からメッセージが届いた。「今はいいものを埋もれさせておくのが難しいくらいの時代だ、がんばれ」と。絶対にひっくり返してやるぞと誓い、肉をひっくり返した38の夜。


 

8月24日

1日曲作り。あと合間に明日のイマフェスの一芸を仕込む。毎年、吉岡秀隆さんの細かすぎて伝わらないマニアックモノマネシリーズを仕込んでいくのだが、今年は方向性を変えてみる。しかし、ミュージシャンに一芸を課すなんて。燃える。